powered by 大人のレストランガイド

旬の素材を五感で楽しむ日本料理店 東京・御成門

2020/6/29
メニューは季節の素材を楽しめるコース1種のみ
メニューは季節の素材を楽しめるコース1種のみ

東京・新橋の京料理店で修業後、東京・大門の名店「くろぎ」で腕を磨いた小川晴行さんが、同じ地区に2019年3月、独立オープンした日本料理店「御成門はる」。店をひとりで切り盛りする小川さんは子供のころから食べることが人一倍好きで、スポーツ推薦で入学した高校でも調理科に入ったという。

Summary
1.名店「くろぎ」出身の小川さんが独立オープン、注目の日本料理店
2.季節の素材を楽しめるコース1種で全力のおもてなし
3.客の目前でゴマをいってあえるなど、旬の味を五感で味わう工夫

「調理の授業があるならいろいろ食べられると思ったんです」と食いしん坊な顔をのぞかせる小川さんが、高校卒業後、専門学校で基礎を身につけた後に入店したのは京料理店。

その店の大将と、直属の先輩だった現「くろぎ」料理長の黒木純氏を、ともに「社会人としてのいろはも教えてくれた兄貴分」と今でも心から慕っている。

「大将には京都にも連れて行ってもらうなど、本物に触れることの大切さを学びました。次第に器も好きになり、自分で店を出すならどんな器でどんな料理を出したいかまでを考えるようになりました」(小川さん)

食材も食器も納得のいくものを選び、おもてなしにも手を抜かないため予約受付数も限られる。個室の用意もあるが、現在はカウンターを中心に営業。料理や器に関して尋ねると生き生きした表情で答えてくれる姿から、客とも日々コミュニケーションを楽しんでいることが容易に想像できる。

前菜「ウニ茄子とろろ」。ウニととろろによる海の幸・山の幸の共演を楽しめる

同店のメニューは季節の素材を楽しめるコース1種のみ。取材日、まず用意してくれたのは清涼感あるガラスの器に美しくおさめられた前菜「ウニ茄子(ナス)とろろ」。

器を満たしているのはだしでのばしたツクネイモ。トッピングに添えられたウニととろろによる、海の幸・山の幸の共演を楽しみながらさらにスプーンですくっていくと、器の底から、スプーンサイズにカットされたひすいナス(淡緑色のナス)が登場する。

素揚げしてから皮をむいたナスは軟らかすぎないほどよい食感。なめらかなツクネイモをまとわせて口に運ぶと、上質なうま味がひんやりと口いっぱいに広がっていく。

メールマガジン登録
大人のレストランガイド
ラーメン・レシピ・コンテスト
注目記事
メールマガジン登録
大人のレストランガイド
ラーメン・レシピ・コンテスト