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巣ごもりで広がる「ラジオが好き」 学校や個人も配信

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NIKKEI STYLE

在宅勤務など巣ごもりの時間が長くなる中、ラジオを聴く人が増えています。スマートフォンやパソコンでも聴けるインターネットサービス「radiko(ラジコ)」の月間利用者数は4月に約910万人と過去最高を記録しました。学校や個人が放送を配信するなど、新たな担い手も生まれています。

さいたま市立河合小学校は4月28日、7人の先生が登場する約5分間のラジオ番組を放送しました。新型コロナに伴う休校措置で自宅で過ごす児童向けに、声だけで先生の名前を当てるクイズ形式です。同校として初の試みをネットでも配信すると「子どもが繰り返し聞いている」といった感想が保護者から集まりました。岡田健彦校長は「非常に効果的な情報発信ができた」と驚いています。

番組を企画したのは同市浦和区のラジオ局「CityFMさいたま」で、4~5月にさいたま市立の全小中高校に放送の機会を提供しました。中継を聴き逃した人が学校特番を動画サイトで再生した回数は計4万6千回を記録。担当した小林憲弘常務は「非常時こそ地域の情報を配信するラジオの役割を果たせた」と自負しています。

総務省によると、地域限定でラジオを流すコミュニティ放送は2018年度末に325局と10年前に比べて98局増えました。東日本大震災後に災害時のメディアとして注目を集めたことに加え、番組配信の手軽さも普及の背景にあるようです。

東京・渋谷のコミュニティ放送「渋谷のラジオ」は外出自粛を受け、3月末から電話やビデオ会議サービス「Zoom」による収録に切り替えました。パーソナリティーを務める西樹さんは「普段から出演者と電話で話すやりとりを放送してきたので、非常時でも番組作りは苦にならなかった」と話します。

配信の手軽さは個人にも浸透しています。スマホがあれば誰でも番組を配信できるネットサービス「ラジオトーク」は5月の利用者数が前年比5.5倍に急増しました。利用者同士の会話を配信することもできるため「おしゃべりのきっかけにしてくれた人も多かった」(井上佳央里社長)そうです。

漫画家の瀧波ユカリさんも自粛期間中に同サービスでラジオ番組を配信しました。「テレビやネットでは新型コロナの情報ばかりがあふれていたので、何気ない話を聞いたり話したりしたくなった」といいます。

従来、ネットでのやりとりはSNS(交流サイト)の文字情報や動画が中心でした。瀧波さんは「気に入った声を聴くだけの距離感」がラジオの魅力と話します。目からの情報に疲れた人は、試してみてもいいかもしれません。

井上佳央里・ラジオトーク社長「耳に可処分時間あり」

最近のラジオの魅力はどんなところにあるのでしょうか。個人がインターネットでラジオ番組を配信できるサービスを2017年に始めたラジオトーク(東京・港)の井上佳央里社長に聞きました。

――利用者が増えているのはなぜでしょうか。

「以前のラジオといえば流しっぱなしが基本でしたが、ラジオトークの番組は1本を最長12分までとしています。スマートフォン時代の利用者がチャンネルをすぐ切り替える習慣に合わせています。利用者はメークや通勤などちょっとした隙間の時間に聴いているようです。特に巣ごもり期間中に利用者が増えたのは、文字や動画情報に目が疲れた一方、耳には可処分時間が残されている、という人が多かったからではないでしょうか。ラジオはもともと何かをしながら聴けるメディアですが、在宅勤務をしながら聴く人も増えたように思います」

――どのような番組が多く聴かれていますか。

「恋愛やお悩み相談、お笑いなどトークの力だけで楽しませるコンテンツが中心です。人気は著名人の番組ばかりに集中しているわけではありません。17年以降、累計約5万人が20万もの番組を配信してきました。日本に来たばかりの中国人女性が文化や習慣の違いを話す番組など、幅広い内容が聴かれています」

「声の心地よさというのも大切な要素だと思っています。このため機械学習により番組の音声を解析し、それぞれの利用者が最も心地よく感じると思われる番組をオススメするという機能も設けました。音声の波形データを分析すると、その人が落ち着いた声を好むのか、テンションの高い声が好きなのか、などが分かってきました」

――ネットメディアとして文字や動画と異なる点は何ですか。

「私は以前、文章によるブログのサービスに関わっていたことがあります。その経験を踏まえると、ラジオは文章に比べて誹謗(ひぼう)中傷が少ないように思います。その理由は、人が怒ったときほど論理的になるからではないでしょうか。なぜ怒っているのかを伝えるためには文章の方が適していて、わざわざ声に出してまで伝えようという人は少ないのかもしれません。もちろんラジオでも犯罪を助長したり、特定の人を中傷したりする内容は削除することにしていますが、今のところめったにありません」

(高橋元気)

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