今年の梅雨の楽しみ方 トマト栽培でなく、あれ買おう

今年はトマトの露地栽培は見送った(画像はイメージ=PIXTA)

トマトはペルーなどの乾燥した土地が起源と考えられている。過湿に弱く、水分を吸収し過ぎると実が割れたり、雨が当たって皮が傷ついたり、泥の跳ね返りで病気になったりと、露地栽培でやっていると、それはそれは気がもめることが多い。他の野菜も育てているので雨が少なすぎても困るわけで、だから夏の間のうちの畑は、雨乞いとてるてる坊主にお願いを同時にやっているような忙しさなのだ。

定植の時から(畝を覆う)マルチを広めにかけて泥跳ねを防ぎ、梅雨前にはアーチ形の支柱の上からビニールをかけた雨よけを作る。風で倒れないよう丈夫に。更に私の身長に腕の長さを足したくらいの高さにするのだからなかなか骨が折れる。トマトはこの頃までには身の丈が私の腰の高さを越え、緑色の実がつくまでに育っている。少し大人になったトマトは私の苦労をわかってくれているだろうか?野菜相手なのに、だんだん子育てしているような気になってくる。

野菜作りにもママ友がいたらどうかな? 畑で一輪車を押す手を休めては、今日も芽かきなの、とか声をかけあったり、新作長靴とかおいしいレシピの話に花を咲かせられたり。ただし、ナスのヘタのようにトゲトゲした関係は困るけど。

ちなみに芽かきとは、トマトの茎と葉の間から出る脇芽を取り除くことで、栄養の分散や風通し、日当たりが悪くなる事を予防する。

脇といってもトマトの脇は上に向いている。人間は脇の下というが、トマトは脇の上なのだ。なので脇芽が出たとは、人間の肩に…。いらぬ想像をしてしまった。

今年はトマトの心配はいらないし、少し優雅に梅雨を楽しむことにして、新しい傘を買おうか。隣との距離を取れるので、ソーシャルディスタンスに役立つそうだし。雨晴兼用の、柄は夏野菜のがあったらうれしいな。

高木美保(たかぎ・みほ)
1962年生まれ、東京都出身。84年、映画「Wの悲劇」でデビュー後、ドラマ「華の嵐」の主役をはじめ、NHK大河ドラマ等に出演。またバラエティー番組にも挑戦し、人気を集める。98年11月、自然と共にある生活を求めて、栃木県那須高原に住まいを移し、農業にも取り組む。現在は芸能活動に加え、講演や執筆業など幅広い活動を展開。著書多数。
「健康」「お金」「働く」をキーワードに、人生100年時代を生きるヒントとなる情報を提供する「ウェルエイジング」を始めました。
週1回ニューズレターを発行します。登録はこちらから。
ウェルエイジング 健康で豊かな人生のヒント
疲れ目・かすみ 目の健康守る
注目記事