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幹部層を採用するニーズは底堅い。 写真はイメージ =PIXTA

幹部層を採用するニーズは底堅い。 写真はイメージ =PIXTA

新型コロナウイルスによる企業活動の減速は、経営者や役員、管理職といったエグゼグティブ層の転職市場にも影響を与え始めている。ウィズ・コロナ時代の転職で、新たに意識するべきポイントは何か。エグゼグティブ層を対象にした人材紹介会社、AIMSインターナショナルジャパンの渡部昭彦・代表取締役最高経営責任者(CEO)に話を聞いた。

◇  ◇  ◇

――転職市場全体では新型コロナウイルスの影響で中途採用を凍結する企業が増えるなど、成長鈍化が懸念されていますが、エグゼグティブ層について、足元の状況をどうみていますか。

「エグゼグティブ層の定義ははっきり決まっているわけではありませんが、当社では、経営者、役員、部長以上の管理職、専門職などを指しています。40~50代が中心で、企業の要望に合致する人材に対し、当社のような人材紹介会社からアプローチし(スカウト)転職を働きかける『サーチ型』による転職が主流です。この層の転職市場における足元の成約数は、業界全体として、前年比1~3割程度少ない印象です。ただ、『採用凍結』ではなく『様子見』の企業が圧倒的に多く、この点が(「凍結」が増えている)一般層の転職市場と異なります。様子見の理由としては、(緊急事態宣言が出た)4月ごろから在宅勤務に切り替えた企業が多く、社内手続きや面談に時間がかかるケースが増えた、といった物理的な要因が目立ちます」

「エグゼグティブ層の中途採用は、基本的には経営の屋台骨に関わる人材の採用になるので、景気の影響は少なからずあるものの、長期的な視点で採用計画が立てられます。コロナで経済が減速したからといって、採用を即凍結するケースは少なく、潜在需要は依然として高いとみています」

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