コロナ後の世界 技術とビジネスを手掛かりに大胆展望リブロ汐留シオサイト店

分散型都市など7つのトレンド

編集部の打ち出す7つのメガトレンドも、元通りにならない変化の潮流をコロナ後の世界をイメージしながらキーワード化した試みだ。住まいや働き方という視点からは「分散型都市」「職住融合」という2つのトレンド。テレワークが急速に進展したその先をイメージする。技術面では、感染経路追跡アプリなどで使われた「ヒューマントレーサビリティー」と接触を避ける技術「コンタクトレステック」に可能性を見る。オンラインとオフラインを自由に行き来する「ニューリアリティー」、金融分野のデジタル化が促す「デジタルレンディング(非対面融資)」、イノベーションの新しい形として打ち出す制約を逆手に取った「フルーガル(倹約型)イノベーション」もステイホームの広がりの中で成長の兆しをみせているトレンドだ。

「コロナ関連の本は相次いで出ているが、その中では一番売れゆきがいい」と、店舗リーダーの河又美予さんは話す。アフターコロナの変化は一筋縄では捉えきれない。多様な声とファクトを集めて一冊にまとめる雑誌的編集の妙が、コロナ禍の先行きが気になるビジネスパースンの関心にうまく合致したようだ。

コロナ関連本が上位に3冊

それでは、先週のベスト5を見ておこう。

(1)東京改造計画堀江貴文著(幻冬舎)
(2)アフターコロナ 見えてきた7つのメガトレンド日経クロステック編(日経BP)
(3)還暦からの底力出口治明著(講談社現代新書)
(4)スマホ人生戦略堀江貴文著(学研プラス)
(5)コロナの時代の僕らパオロ・ジョルダーノ著(早川書房)

(リブロ汐留シオサイト店、2020年6月1~7日)

1位と4位にホリエモンこと堀江貴文氏の新刊が並ぶ。首都東京への提言をまとめた本が1位、スマホを使って人生を変える知恵と情報と戦略を語った本が4位だ。。2位に今回紹介したムック。3位は、ライフネット生命から立命館アジア太平洋大学学長に転じた出口氏による人生100年時代の還暦後の生き方を説いた本だ。5位は物理学博士号を持つイタリアの小説家がコロナと向き合う社会について思索したエッセーだ。表にはないが6位に冨山和彦氏の『コロナショック・サバイバル』が続き、コロナ関連の本が3冊上位に来ている。

(水柿武志)

アフターコロナ 見えてきた7つのメガトレンド (日経BPムック)

編者 : 日経クロステック
出版 : 日経BP
価格 : ¥1,980 (税込み)

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