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転職と副業で収入を増やす方法は? (画像はイメージ=PIXTA)

転職と副業で収入を増やす方法は? (画像はイメージ=PIXTA)

comemo

副業で年収4000万円を稼ぎ注目されている現役サラリーマン、motoさん。地方の短大を卒業後、5回の転職を経てサラリーマンとしての年収も240万から1500万円まで増やした。SNSなどの発信を通じて多くのサラリーマンの支持を得るmotoさんに、転職と副業を組み合わせて収入を増やしていくキャリア戦略を聞いた。

――転職やキャリア形成について、どのようなスタンスで臨んできましたか。

「仕事をするうえで大切なことは『本業でどう成果を出すか』に尽きると思っています。本業で成果を出せない限りは道は開けないし、チャンスも巡ってこないからです。自分に与えられたチャンスを活用して、新たな機会を取りに行く。単に仕事が嫌で転職したいとか、お金が稼げたから会社を辞めるとか、そんなふうに行動してしまうと、いい転職もキャリア形成もできないと思います。機会をもらえる場所に行くために、目の前の仕事で最大限の成果を出す、というのがセオリーでしょう」

「そのうえで、私は自分の経験から『軸ずらし転職』というのを勧めています。年収は『業種』と『業界』で決まるというルールがあります。業種か業界のどちらかを変える転職をすることで年収を上げることができます。私は『小売り→人材業界→IT(情報技術)業界→広告業界』と、より平均年収が高い業界に転職をしてきました。そして、その経験値を資産にしようと、途中から副業を始めました」

活躍するのは「外からきた人」

――社会人としてのキャリアをホームセンターからスタートした理由を聞かせてもらえますか。

「ホームセンターを選んだ一番の理由は自分がもっとも成果を出しやすい環境だと考えたからでした。私には『30歳で年収1000万円』を稼ぎたいという漠然とした目標がありました。これは高校生のときに、『お金を持っているサラリーマンってどれくらい稼いでいるのかな』と思って調べたときに出てきた数字です」

「就職活動を始めてから大手企業を受けて、実際に内定もいただきました。しかし、いろいろな人に会って話を聞く中で、大企業で活躍している人は中途採用の人が多く、何らかの経験や実績をもった『外から入ってきた人たち』だということがわかりました。当時、私が内定をもらった会社は『総合職』での採用でした。入社するまで自分にどんな仕事が振られるのかわかりません。30歳になったとき、活躍できるポジションにいけるのかどうか、ロードマップが描けない。自分のキャリアをハンドリングできないのは嫌だと思い、もう一度就職活動をやり直すことにしました。自分が成果を出しやすい環境で経験を積んで、成果を出してから転職をしたほうが自分にとってはいいキャリアが築けるのではないかと考えました。それで、地元のホームセンターを選びました」

「日ごろから買い物にもよく行っていましたし『こうしたらお客さんはもっと買いやすいのに』ということも感じていました。地方のホームセンターですから、緻密なマーケティング戦略がとられている様子はなく、自分の力でそこにテコ入れして売り上げを伸ばしていけば、明確な数字の実績を作ることができると考えました」

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