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居酒屋で酒のテークアウトOKに 家飲みにレアな一品

期間限定の酒販免許を取った東京・千代田の「北出食堂」では、飲食店応援のため特別に企画された日本酒・焼酎などを売る。左から福岡県・天盃の麦焼酎(800円)、岐阜県・岩村醸造「女城主」の純米酒(780円)と本醸造酒(600円)、新潟県・宝山酒造「宝山」の純米酒(715円)。価格はいずれも税別で飲食店での希望小売価格
期間限定の酒販免許を取った東京・千代田の「北出食堂」では、飲食店応援のため特別に企画された日本酒・焼酎などを売る。左から福岡県・天盃の麦焼酎(800円)、岐阜県・岩村醸造「女城主」の純米酒(780円)と本醸造酒(600円)、新潟県・宝山酒造「宝山」の純米酒(715円)。価格はいずれも税別で飲食店での希望小売価格

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が全国で解除されたものの、社会が安定するまでの道のりはまだ長い。飲食店の営業自粛も緩和されたが、席数を大幅に減らしたり、エアロゾル飛沫防止のパーティションを設置したり、苦境は続いている。そんな中で飲食店は、テークアウトや宅配といった新たな取り組みでしのいでいる。ただ、居酒屋などでは料理はテークアウトできても、酒類はテークアウトできず、居酒屋の通常メニューを楽しむことができない。ほとんどの飲食店は酒類販売の免許を持たないからだ。

しかし、新型コロナウイルスによる影響で大きな打撃を受ける飲食店を支援する対策として、国税庁が4月9日、料理店などに「期限付酒類小売業免許」を付与することを発表。在庫商品などをテークアウト販売できるようにした。「料理店等期限付酒類小売業免許」は、免許を付与されてから6カ月間有効で、6月30日まで申請を受け付ける。

東京・千代田の「北出食堂」は、店主の北出茂雄さんがニューヨークで出合ったメキシカンタコスを看板料理としながら、米国料理や和食の要素なども幅広く取り入れたメニューを展開する人気店だ。緊急事態宣言が出るより前の4月初旬から店内営業をやめテークアウトのみとしたが、酒類がテークアウトできないこともあり、売り上げは3分の1ぐらいになってしまったという。「飲食店はお酒が出ないと厳しい。取引先のワインのインポーターから制度の話を聞いてすぐに申し込みました」と説明する(6月1日からは、店内営業も再開した)。

神田金物通り沿いにある北出食堂。今夏開業予定の東京駅構内の商業エリア「グランスタ東京」に新店も出店する

北出さんが驚いたのは、そのスピードだ。免許付与にかかわる審査は付与後となるため、「記載に不備があるとの指摘で、最初の申請から取得までに2週間ほどかかってしまったが、そうでなければ1週間ほどで取れたのでは」と話す。5月29日時点で申請件数が全国で2万2449件。付与件数は2万1943件だから、申請が速やかに処理されている様子がうかがえる。雇用調整助成金の申請方法が複雑で、申請自体のハードルが高いことなどに比べると、「失礼ながら役所仕事とは思えない」と取得者にはすこぶる評判が良いようだ。

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