動画見ながらSNS 携帯しやすい2画面スマホの魅力

OSにアンドロイドを搭載するマイクロソフトの「Surface Duo」は2020年末に発売予定
OSにアンドロイドを搭載するマイクロソフトの「Surface Duo」は2020年末に発売予定

2画面のディスプレーを備えたり、ディスプレーを折り畳んだりできるタイプのスマートフォンが注目を集め始めた。まだ製品数は少なく価格も高めだが、一般のスマホと比べてどのような点が便利なのか。代表的な製品を紹介していきたい。

今やインターネット上のサービスは、ほとんどスマートフォンだけで利用できる。メールやSNS(交流サイト)、地図、ショッピング、ゲーム、動画配信などのサービスに加え、行政手続きもスマホでできるようになってきた。

小型で携帯しやすく、どこでもネットに接続できるスマホは、こうしたオンラインサービスの利用に適している。だが、パソコンと比べて不便な点もある。それは画面の小ささだ。

パソコンでは複数のアプリを起動して並べて利用できるが、スマホでは画面を分割して2つのアプリを表示して使うのが精いっぱい。しかも小さいディスプレーを分割して使うのだから一度に表示できる情報は限られる。

LGエレクトロニクスの「LG V60 ThinQ 5G」は、ディスプレー付きのカバーを付けることで2画面利用ができる

そんな難点をある程度解決してくれるのが、2つのディスプレーを搭載した「2画面スマホ」だ。LGエレクトロニクスの「LG V60 ThinQ 5G」は、6.8型有機ELディスプレーを搭載したアンドロイドスマホで、同じ大きさのディスプレーがついたカバーが付属する。1画面の普通のスマホとして使えるほか、カバーを付ければ2画面スマホになる。

ディスプレーにはそれぞれ別のアプリを表示できる。たとえば片方の画面でユーチューブの動画を見ながら、もう片方の画面にSNSを表示して、見ている動画について意見を投稿したり、ショッピングサイトを表示して動画で見た商品を購入したりできる。

外出先ではそれぞれの画面にメールアプリと地図アプリを表示して、訪問先からのメールをチェックしつつ、地図を見ながら指定場所まで移動するといったことも可能だ。

一部のゲームアプリでは、片方にゲーム画面を表示し、もう片方にゲームコントローラーを表示して遊ぶことができる。NTTドコモとソフトバンクで取り扱っており、NTTドコモのオンラインショップで一括購入する場合の価格は11万8008円になる。

ディスプレーを2つ持ち、折り畳んで使えるアンドロイドスマホとしては、マイクロソフトも「Surface Duo」を計画中。5.6型のディスプレーを2つ搭載し、2020年末にも発売を予定している。

画面2つ分の大きなディスプレーを、折り畳んで使えるスマホもある。すでに新品の取り扱いは終了しているが、19年10月発売のサムスン電子「Galaxy Fold」は、7.3型の折り曲げ可能な有機ELディスプレーを搭載。7.3型タブレットとして使えるほか、中央部で内向きに折り畳むとスマホサイズになる。さらに外側に4.6型ディスプレーも備え、折り畳んだ状態でもスマホとして使える。

サムスンの「Galaxy Z Flip」はL字型に曲げてスタンドなしで画面を立てられる

この2月にサムスンが発売したのが「Galaxy Z Flip」だ。スマホとしては最大クラスの6.7型有機ELディスプレーを搭載し、画面の中央で上下に折り畳める。折り畳むと手のひらサイズになり、ポケットや小さいバッグにも収めやすい。

上下2画面に別のアプリを表示したり、L字型に折り曲げて机の上に置いてハンズフリーでビデオ通話をしたりする使い方ができる。auで取り扱っており、端末代金は17万9360円である。

折り畳みスマホは、持ち運ぶときに小型にできるのがメリット。大画面のスマホを使いたいが、持ち物はなるべく小さくまとめたいという人にとって、魅力のある選択肢だろう。

(ライター 日経PC21 湯浅 英夫)

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