ビズスタイルを格上げする「ラグスポ」時計8選Watch Special 2020(2)

2020/6/15
ドレス感があるスポーティーな時計が一大トレンドに。ウブロ ビッグ・バン インテグラル チタニウム
ドレス感があるスポーティーな時計が一大トレンドに。ウブロ ビッグ・バン インテグラル チタニウム

スポーティーなデザインでありながら、ハイブランドならではの高品質な仕上げによる、一定のドレス感。オンオフ問わずスタイルを格上げする――。時計の一大トレンドとなっている“ラグジュアリースポーツ”をざっくりと定義するとこうなるだろう。2020年の新作の中で目立ったものを8本紹介する。




ついにドイツの古豪参入 各社の傑作シリーズからも続々新作

最近のラグジュアリースポーツ時計の人気ぶりを反映して、今年もこのジャンルは豊作だ。実は「ラグスポ」は意外と古くから存在し、オーデマ・ピゲ、パテックフィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタンなど老舗の一流メゾンが1970年代にこぞって手がけた、ケースとブレスレットが一体化したステレンレススチール製の薄型高級スポーツ時計が元祖とされる。

それが今の時計界で一大潮流となっているのは、ファッションのボーダーレス化も関係するだろう。純粋なドレス時計やスポーツ時計もいいが、オンとオフの装いの垣根が曖昧な今は、こうした両者のいいとこ取りの高級モデルが1本あれば、大抵のシーンをこなせる。名門ブランド製ならステータスも十分あり、シャープでスタイリッシュなデザインはときにジュエリーのような効果ももたらす。比較的値の張るモデルが多いが費用対効果は高い。時計選びで迷ったらまずこのジャンルに目を向けてみてはいかがだろう。

A.ランゲ&ゾーネ 「オデュッセウス」

オデュッセウス ケース:40.5mm18Kホワイトゴールド、12気圧防水、シースルーバック 駆動装置:機械式自動巻き、パワーリザーブ約50時間 税別価格:480万7000円(予価) 2020年7月発売予定

84年のブランド復活以来、ドイツの古豪らしい荘厳な美しさをたたえたモデルを展開してきたA.ランゲ&ゾーネだが、2019年10月、ついにブランド初のステンレススチールをまとったスポーツウオッチを発表。こちらは早くも追加されたホワイトゴールドバージョンだ。ぜいたくな素材でよりエレガントさを増しつつ、ケースと完璧に一体化するラバーストラップにより軽快な雰囲気もあり、格上にして新鮮なラグジュアリースポーツ時計がほしい人には絶好の仕上がりだ。ちなみに「オデュッセウス」が搭載するムーブメントは今シリーズのため新開発されたハイビート(毎時2万8800振動)の自動巻き(Cal.L155.DATOMATIC)。3時位置にある十八番の2窓式の日付表示と完璧なシンメトリーとなるよう、9時位置には大型の曜日表示も備え、極めて実用性も高い。

ショパール 「アルパイン イーグル ラージ」

アルパイン イーグル ラージ ケース:41mm、ショパール ルーセント スティールA233製、100m防水、シースルーバック 駆動装置:機械式自動巻き、パワーリザーブ約60時間 税別価格:147万円

19年秋に突如発売され、20年2月に日本で大々的に発表イベントを行ったショパールの「アルパイン イーグル」。1980年発表の名作ラグジュアリースポーツ「サンモリッツ」のアイコニックな特徴をなぞりつつ、モデル名通り“アルプス”と“鷲(わし)”のイメージも投影して洗練デザインに仕上げたモデルだ。ケースの仕上げは雪をかぶった氷河に降り注ぐ太陽、独特な文字盤のテクスチャーは鷲の目の虹彩から着想しており、秒針のカウンターウェイトは鷲の羽根をかたどった。この美しさを引き立てるのが、ホワイトゴールドのような質感を持つ外装素材だ。これは4年を費やして独自開発した“ルーセント スティール A223”という特殊なスチール合金。溶解工程を繰り返すことで一般的なステレンレススチールの1.5倍の硬度と均質な結晶構造を獲得し、輝きにも優れる。ここでは径41mmのラージを紹介したが、36mmのスモールもあり、ともにCOSCクロノメーター認定を取得した自社製ムーブメントを搭載。時計界屈指のマニュファクチュールにして、格式高いジュエラーでもあるショパールらしい逸品コレクションだ。

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