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家計簿が続かない 挫折しがちな5つの「あるある」

これであなたもマネー上手

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NIKKEI STYLE

私たちの暮らしは、入ってくるお金と出ていくお金で成り立っています。このバランスが悪いとお金はたまりません。入ってくるお金が減ったり、出ていくお金が増えたりするとバランスが崩れることもあります。

収支のバランスをとったり崩れたバランスを修正したりするには、支出の状況を知ることが欠かせません。そのために役立つのが家計簿です。「わかっているけど面倒くさい」「つけてみたけど挫折した」という人のために、簡単にできて長続きするポイントをご紹介します。

支出を知るのは家計改善の第一歩

多くの場合、お金の入り口は1カ所(お給料)で入ってくるのは月1回。金額もわかりやすいけれど、自分で増やすのは簡単ではありません。一方、お金の出口はたくさんあって金額をつかみづらいものの、その中身を把握できれば、ムダな支出を減らすなど自力でコントロールが可能です。ですから、収支のバランスをとるためには、家計簿をつけて自分が何にいくら支出しているかを知ることが大切です。

私が個人の方のご相談を受けるときは、事前に1カ月の収入と支出の内訳・金額を記入するシートをお渡しして、記入してもらうようにしています。「家計簿をつけているのですぐに書ける」という人は少数派。シートに記入するために初めて支出を調べてみたというケースがほとんどです。

ご相談に応じるには収支の状況を知る必要があるので記入をお願いしているのですが、「シートを書くことで自分のお金の状況をつかむことができ、問題点が見えてきました」という人もいて、支出の把握がお金の使い方の見直しに役立つことがわかります。特に「なかなかお金がたまらない」という人には家計簿はとても有効です。

また、新型コロナウイルスの影響で収入が減った、あるいは減りそうという人も、家計簿で支出を記録し、家計を見直すことが収入減を乗り切る第一歩となります。

1カ月の支出を記録しただけでも家計の改善につながることがありますが、特に光熱費などは季節による変動もあるので、1年間継続して家計簿をつけて、お金を年単位で管理するのが望ましいといえます。

家計簿が続かない 5つの「あるある」とは

とはいうものの、家計簿が長続きしないという人も多いですよね。実は、挫折につながる「家計簿あるある」ポイントがあります。それを避ければ、途中で挫折することはなくなるはず。5つの「あるある」を見てみましょう。

あるある1:面倒くさい

挫折する最大の理由はこれですよね。

でも、今はスマホの家計簿アプリで簡単に記録できます。光熱費や通信費など銀行の口座振替やクレジットカード払いのものは、通帳やカードの利用明細から月に1回アプリに入力し、それ以外はレシートを取っておいて週末などにまとめて入力すればOK。お金を使ったらその場でアプリに入力するようにすれば、レシートは不要です。

家計簿アプリの中には、スマホのカメラでレシートを撮影すると、自動的に費目分けして入力してくれるものもあります。前回ご紹介したように、キャッシュレスと銀行口座連動型の家計簿アプリを使えば入力の必要もありません。

昔に比べると家計簿をつけるのはとても簡単になっています。過去に挫折した人も、今なら続けられますよ。

あるある2:1月から始める

年末近くになると、書店の店頭にたくさんの種類の家計簿が並びます。なので、家計簿は1月から始めるものと思いがちですが、1月スタートはむしろ避けるべきです。なぜなら、1月に始めて途中で挫折すると、「あぁ今年もダメだった」とそこであきらめてしまうから。そして「また来年がんばろう」と、再チャレンジするのが翌年の1月まで延びてしまいます。

家計簿は支出を記録するのが目的ですから、いつから始めてもいいのです。集計は1カ月単位でしますが、それも1日から月末まで、あるいはお給料日から翌月の給料日前日まででもいいし、10日から翌月9日まででもかまいません。つまり、いつでも思い立った日から始めればよいのです。

あるある3:費目で悩む

「これは何費にしたらいいの?」と費目の分け方で悩むことも多いですよね。市販の家計簿の中には費目が細かく分かれているものがありますが、支出の中身は人それぞれなので、費目は最小限にして自分で決めましょう。

例えば、洗剤などの日用品は食品と一緒にスーパーで買うことが多いので、「食費・日用品費」とひとまとめにするのも一案。外食は、外で食べるのが日常化している人なら「食費」、特別な日だけ外食する人なら「レジャー費」といった具合。

定期的に通院している人には毎月の費目に「医療費」があったほうがいいですが、病院へ行くのは年に1回くらい、という人は、医療費を後述する年単位の支出に入れたほうがいいでしょう。

ペットのいる人は「ペット費」、スポーツクラブの会費やサプリメントは「健康費」などオリジナルの費目を作るのもアリ。家計簿アプリはあらかじめ費目が設定されていますが、それをそのまま使うのではなく、自分の支出に合わせてカスタマイズしましょう。

あるある4:残高が合わない

家計簿上の残高と実際にお財布に残っている金額が合わなくて、家計簿をつけるのがいやになる人がいますが、それはナンセンス。家計簿は支出を記録するためのものなので、「つけるだけ」でいいのです。残高合わせは必要ありません。

もし家計簿より実際の残高のほうが少ないなら、それは記録もれがあるということ。残高が合わないことに悩むより、記録もれを防ぐ方法を考えましょう。

あるある5:大きな支出があった月が赤字になる

「冬ものをまとめてクリーニングに出した」「帰省した」「旅行に行った」「自動車税を払った」「冷蔵庫を買い替えた」「歯医者に通った」などなど、まとまった支出があった月は赤字になって家計簿をつける気力がうせる、というのもありがち。

このように、毎月ではないけれど1年に1、2回はある、という支出は、毎月の支出とは別に年単位で管理するのがコツです。毎月いくらかずつプールしておく、あるいはボーナスから取り分けておくなどして、そちらから支払うようにすれば、毎月の支出に影響が出ません。

こうした「あるある」をなくせば、家計簿が長続きするはず。それによって見えてくる支出のムダをなくせばお金がたまります。ぜひ試してみてください。

「これであなたもマネー上手」は毎月第2、第4火曜日に掲載します。次回は2020年6月23日の予定です。
馬養 雅子(まがい・まさこ)
オフィス・カノン代表。ファイナンシャルプランナー(CFP)、1級ファイナンシャルプランニング技能士。千葉大卒。法律雑誌編集部勤務、フリー編集者を経て、ファイナンシャルプランナーとして記事執筆、講演などを手掛けてきた。著書に「だれでもカンタンにできる資産運用のはじめ方」(ナツメ社)など。http://www.m-magai.net

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