ズボラでも年100万円 年収別・正しいお金のため方

日経ウーマン

2020/6/18

「子供2人と3人暮らし」年収200万円台

<離婚してすぐにたまる仕組みをつくり、年100万円ためたシングルマザー>

アパレル・販売 上野朱里さん(仮名・32歳)

「地方なので住居費が安く、助かります」。10月から幼児教育・保育の無償化が始まり、子供の保育園代も無料に。「ボーナスは全額貯蓄に回します」。

地方のアパレル店舗で販売員として働く上野朱里さん。1年ほど前に離婚し、2児のシングルマザーに。元夫から月5万円の養育費をもらえるが、自身の給与は手取り16万円程度。「子供が大きくなれば、今よりお金がかかる。家計管理をきちんとして貯蓄を増やすと決意しました」。まずは1カ月間、家計簿をつけてお金の使い方を把握。費目ごとに予算を決め、先取り貯蓄も始めた。「月2万2000円と無理のない金額に。やりくりで余ったお金2万~3万円を月末にプラスしています」。また、貯蓄、生活費、特別費と目的別に口座分けし、貯蓄口座には手をつけないのがルールだ。「給料アップも大事だと考え、仕事で成果を出し、年収アップに成功! 1年で無理なく100万円以上貯蓄できました」。

<これが上野さん流 ため方の正解>

「貯蓄」「生活費」「特別費」の3つの口座分けでお金の流れを明確に!

お金の管理をラクにしたいと、口座は貯蓄用、生活費用、特別費用の3つに。「貯蓄口座は楽天銀行に。すきま時間にスマホで残高を確認。貯蓄が増えていくのを見るのが、ささやかな楽しみの一つ」。

先取り貯蓄と残しだめのダブル効果で貯蓄スピードアップ!

先取り貯蓄は頑張りすぎず、月2万2000円に設定。「無理せずできる額にしておけば、貯蓄用口座に手をつけずに済みます。やりくりを頑張って3万円以上残せるとうれしい!」。生活費は現金で管理する。

格安スマホに替えて通信費を年8万円以上を無理なく節約

大手キャリアのスマホを格安スマホに替えて、月7000円マイナスに。「それだけで年8万円以上節約になりました。NHKの受信料や終身保険は半年払いに、自動車保険は年払いにしたら割引に。固定費の見直しは大きいです」。

■頑張らなくてもたまる7ルール

【ルール1】すきま時間のポイ活で月5000円相当のポイントをゲット
インスタで知った“ポイ活”を、朝などのすきま時間にコツコツ続ける。「銀行口座開設やクレカ発行、買い物などは、warauやポイントインカムなどのポイントサイト経由にするとお得です」。
【ルール2】休日はお弁当を作って公園でピクニック。0円レジャーを楽しむ!
「まだ子供たちが小さいので、レジャー施設などに遠出しても疲れてぐずりだし、私もイライラ…。そこで最近は、近くの公園へピクニックに行くのがお決まり。お弁当作りから、みんなでワイワイ楽しみます。レジャー費もかからず、一石二鳥です!」
【ルール3】仕事で疲れた日の夕食は外食や冷凍おかずで無理はしない
仕事はフルタイム勤務。夕食作りは頑張りすぎず、時には外食したり、冷凍うどんやコロッケなどの総菜でパパッと済ませたりする日も。「無理しないと決めたら、気持ちがラクになりました」。
【ルール4】ネスカフェのコーヒーマシンでおうちカフェを満喫
ポイントサイト経由でネスカフェアンバサダーに登録。「コーヒーマシンをタダで借りられます。コーヒー代は別途かかりますが、1杯20円程度。自宅でおいしいコーヒーをいれて、ホッとひと息」。
【ルール5】離婚調停を頑張ったご褒美に財布を。たまには自分を甘やかす
離婚してすぐに買ったのがイルビゾンテの財布。「貯蓄も少ないのにぜいたくかなと躊躇(ちゅうちょ)しましたが、離婚調停を乗り越えた自分へのご褒美に。家計管理を頑張ろうと気合も入りました」(笑)。
【ルール6】家計簿はアプリで記録。円グラフで費目ごとの出費の割合をチェック

アプリ「毎日家計簿」を使い、毎晩、レシートを見ながら1円単位で支出を入力。「食費や日用品など、費目別の支出の割合を円グラフでチェック。割合がいつもより多いと感じたら、支出内容を細かく見て原因を探ります」。
【ルール7】仕事、育児の息抜きはおうちカラオケでバラードを熱唱
ストレス発散はカラオケ!「カラオケに行く暇がないので、無料のカラオケアプリ『ポケカラ』で曲を流し、熱唱。子供たちが知っている曲も入っているので、一緒に歌うことも」。

この人に聞きました

深野康彦さん
ファイナンシャルリサーチ代表。1989年にFPになり、96年に独立した、業界歴30年を超えるベテラン。資産運用にも詳しく、自他ともに認める「金融商品オタク」。著書に『55歳からはじめる 長い人生後半戦のお金の習慣』(アスカビジネス)など。

(取材・文 臼田正彦/岩井愛佳=日経WOMAN編集部 西尾英子/大上ミカ、写真 小野さやか/工藤朋子/徳山久美子)

[日経ウーマン 2020年1月号の記事を再構成]

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