ズボラでも年100万円 年収別・正しいお金のため方

日経ウーマン

2020/6/18

ひとり暮らし 夫婦2人暮らし シングルマザー それぞれのお金のため方、これが正解でした!

決して高収入ではないのに、なぜかお金がたまっている人がいます。自分のライフスタイルに合わせて上手に家計管理する3人に、彼女たちなりの“貯蓄の正解”を聞きました。

「ひとり暮らし」年収400万円台

<1カ月の生活費を現金で見える化 家計簿がなくてもたまる暮らしに>

金融・事務 西脇香織さん(仮名・30歳)

「ランチは社員食堂を利用しているため、外食するより安く済んでいます」。通信費は機種代の分割払いを含むため少し割高。「格安スマホも検討中です」。ボーナスは、ほぼ貯蓄に回している。

月収の3割強である9万円を、毎月貯蓄している西脇香織さん。その秘訣は、「先取り貯蓄」と「現金管理」。「気が緩んでもためられるよう、財形で月5万円を貯蓄。また給料日には、1カ月で使えるお金を全額引き出します。残金が目で見て分かるので、家計簿は不要です」。手元の現金でも、「美容費」や「プレゼント代」など、を目的別に月4万円を先取り。おかげで月ごとの支出変動がなく、必要なときにケチらずに済む。「“あといくら使えるか”だけを把握。その範囲内であれば、ぜいたくもアリです」。大好きな美容グッズや洋服の値段は気にしない主義。結果、ストレスなく650万円を貯蓄できた。「来年春には、結婚を控えています。新しいスタートを切っても、同じペースでためる予定です!」。

<これが西脇さん流 ため方の正解>

月5万円は財形でほったらかし貯蓄

昨年昇進して給料がアップしたのを機に、財形貯蓄を1万円増やし、月5万円に。「手元にあれば使ってしまう性格なので、給料から天引きされる財形貯蓄は私向き。勝手にたまっていくので、努力はいりません」。

お金をおろすのは給料日だけ!

家賃とクレカの引き落とし分を除いたお金をすべて引き出し、生活費として手元で管理。「無印良品のケースは、お札にぴったりのサイズ。半透明のファイルで費目ごとに仕分け可能です」。

美容費やプレゼント代は現金で別に取っておく

美容院代などは、毎月額が違うため、あらかじめ月1万円を先取り。「余分にかかる月もここから出すので、支出変動も怖くありません。他にも、習慣化している家族へのプレゼント代や、年末ジャンボ代を先取り」。

頑張らなくてもたまる7ルール

【ルール1】生活費は使い切ることも 残しだめは期待しない
財形と手元の目的別貯蓄で月9万円を先取り、残りは使い切ってもよしとする。「“貯蓄は先取りのみ”と割り切ったら、家計管理に頭をひねることがなく気楽」。
【ルール2】クレカを使ったら即入金 使えるお金を現金でしっかり把握
以前は、月末にクレジットカードの請求額に慌てたことも。「クレカは支払いまでにタイムラグがあるので、家計管理が混乱しがち。カードで買った分は、生活費から口座へ即入金。先送りしません」。
【ルール3】仕事服はプチプラ でも欲しい服はガマンしない
おしゃれしたいプライベートの服や靴は、高くても欲しいものを購入し、長く大切に使う。その分、仕事用は、ユニクロなどのシンプルで安いものを選んで“制服化”。メリハリ消費を意識する。
【ルール4】好印象を与えてくれるので ツヤ髪キープには妥協しない
シャンプーとトリートメントは、美容室で購入した計1万円のものを愛用。「3カ月程度持ちます。髪の毛が艶やかだと、それだけで清潔感がアップ。身だしなみは、社会人としての大事な自己投資です」。
【ルール5】家計簿はつけない 手元の残金だけチェックする
「家計簿は続きませんでした」。今は、気が向いたときのみ、手帳に手元の残金を記入することに。「先取り集中の貯蓄で、残高のみを追えばたまる仕組みができ、家計管理がシンプルに」。
【ルール6】気が向いたら100円貯金し ためグセをつける
最近、小銭貯金も始めた。「無理やりためるのはストレスになるので、気が向いたときだけ、お気に入りのクマの小銭入れに100円玉をイン。小銭の重みを実感し、自然にためグセがつきます」。
【ルール7】懸賞は見つけたら必ず応募して小さな幸せを逃さない
夜のすきま時間を活用し、ネットやはがきで懸賞に応募。「申し込んでみると、意外に当たるんですよ。家計の足しになるだけでなく、応募すること自体が楽しいので、リフレッシュにもなっています」。

「夫と2人暮らし」年収400万円台

<貯蓄額の見える化とコミュニケーションで夫婦別財布でもたまる仕組みに>

看護師 水谷紗理さん(仮名・31歳)

食費は外食費1万円も含む。服代や美容費は小遣いから。「医療費が高いのは妊活中のため。投資はiDeCoやつみたてNISA口座を有効活用」。

固定費は夫、生活費は妻と典型的な別財布でも、夫婦でしっかりたまる仕組みを確立している水谷紗理さん。

「基本的に、生活にかかるお金はすべて折半。担当した出費は報告し合い、不公平が出ないように精算します。結果的に、家計全体をオープンにできるので、節約したい部分もすぐ話し合えるのがメリットです」

貯蓄は、旅行など共有するもの以外は個人でため、必要な際に出し合うスタイル。いざというとき困らないよう、年に1度、貯蓄額も公開する。「夫のほうがためているので、次は負けまいとやる気に(笑)。自立した関係を保てる今のやり方は、お互い気に入っています。子供が生まれたら変わるかもしれませんが、なんでも話し合える雰囲気があるので、不安はありません」。

<これが水谷さん流 ため方の正解>

お互いが出した分を月末に締めて折半。家計のモヤモヤはゼロ

夫婦別財布でも、家計簿は一元管理。「エクセルで家計シートを共有し、お互いに負担した金額を入力。月末に集計し、全体で半々の負担になるように精算します。家計で見えない部分がないのでモヤモヤしません」。

旅行、実家関連、老後…目的別に貯蓄&投資

「互いの家族への贈り物や年2回の旅行代は、月1万円ずつ出し合って目的別に貯蓄。老後資金は、各自でiDeCoを活用。私はつみたてNISAも利用し、投資信託を積み立てています」

年に1度、貯蓄額をシェア。夫の収入は知らなくても信頼できる

お互いの貯蓄額は、結婚記念日に公開。「きちんとためているかを、互いに確認し合えるので安心。子供ができた後の教育費はどうするかなど、将来についても話し合っています」。

頑張らなくてもたまる7ルール

【ルール1】食材は買っても2日分。作り置きをやめたら廃棄もゼロに
1週間分のまとめ買いで作り置きを頑張るも、勤務シフトが不規則で挫折。「今は無理せず、2日分程度の食材を買い、その都度使い切るスタイルに。ロスが激減し、食費がラクに減りました!」。
【ルール2】予算は現金管理でも支払いはキャッシュレスでお得に
給料日に予算の全額を下ろし、費目別にファイルで予算管理。「支払いは今お得なキャッシュレスで。クレカ使用分は都度ファイルから抜き、PayPayは現金チャージを徹底。使いすぎを防ぎます」。
【ルール3】家具・家電など長く使うモノは見た目や機能性を重視
“とりあえず”で買った安い家具や家電は、劣化も飽きも早く、引っ越し時に処分した経験が。「多少高くても質が良く、見た目も好みのモノを買うほうが長く使えてお得。じっくり吟味して選びます」。
【ルール4】旅先は妥協しない けれど、お得に行く方法はとことん検索
行き先や泊まりたいホテルは譲らないが、移動手段の飛行機やレンタカーは格安プランをネットで調べて節約。「ホテルもベストレートを狙い、予算内で大満足の旅を実現します」。
【ルール5】意見が対立したら、いったん夫の意見を尊重。お互い納得できる着地に
お金のことで意見が割れたら、いったん夫の希望を採用。「やってみてうまくいかなければ夫も納得し、こちらの意見も通しやすい。否定しないことでけんかにならず、冷静に意見を言える関係をキープ」。
【ルール6】外食は月1回のみ。夫婦で何を食べるか考えるのが楽しみに!
だらだら外食すると、満足度も低く、出費もかさむ。「夫と話し合い、夜の外食は月1回のルールに。どこに何を食べに行くか2人で決めるのが楽しく、ワクワク感が増。大正解でした!」。
【ルール7】レシート読み取りアプリを使い、ゲーム感覚でポイントゲット
「CODE」というアプリで、プチ稼ぎ。「レシートと商品のバーコードを読み取るだけでポイントがもらえ、2年で1万円以上に! ためたポイントでバーミキュラの鍋をゲットするのが目標です」。
注目記事
次のページ
「子供2人と3人暮らし」年収200万円台