ブライトリング 「スーパーオーシャン ヘリテージ '57 リミテッドエディション」
ナビタイマーをはじめパイロットクロノグラフの傑作を擁するため「空」のイメージが強いブライトリングだが、じつはダイバーズの名品も昔から数多輩出してきた。「スーパーオーシャン ヘリテージ」はそんな同社の初期ダイバーズのデザインを再現して好評を博すシリーズ。今年はそこに、すり鉢状のダイナミックな回転ベゼルや大型インデックスを配し、よりオリジナルのデザインに近づけたカプセルコレクションがお目見えした。
中でも夏スタイルの小気味良いアクセントとなりそうなのが、インデックスをレインボーカラーとしたご覧のリミテッドモデルだ。ちなみにこの配色は50~60年代のサーファーたちの自由闊達なライスタイルへのオマージュとのこと。クラシックな中にほんのり漂うポップなニュアンスがなんとも新鮮で、大人の男の余裕や遊び心を演出するにはうってつけだ。
エドックス 「クロノオフショア1 クロノグラフ オートマティック」
いかにも日焼けした腕に映えそうなダイバーズがエドックスの新作だ。こちらは、“海のF1”と呼ばれるオフショアパワーボートレースのトップレーサーにして、ブランドアンバサダーも務めるパル・ヴィルク・ニルセン氏へのオマージュモデル。彼が駆るレースマシンと同じブルーとホワイトの配色をまとい、爽快に仕上げた。
文字盤のタペストリー模様やピンクゴールドPVD加工のケース、さらにインデックスの“1”部分にセットされたダイヤモンドによりラグジュアリーな雰囲気を漂わせているのも、海外の富裕層にマリンスポーツウォッチとして愛されるエドックスらしい。ちなみに防水性能は500mで、飽和潜水時に時計内にたまるヘリウムガスを放出するバルブも備えるなど、ポテンシャル面も一級品だ。
カシオ計算機 「G-SHOCK フロッグマンGWF-A1000-1AJF」
フロッグマンは、Gショックの本格ダイバーズコレクション。手首の動きを妨げない左右非対称フォルムを特徴とし、職業ダイバーはもちろん、より個性的なGショックを求めるファンに支持されてきた。こちらはその7代目となる新作で、シリーズで初めてフルアナログ表示のフェイスデザインを採用。潜水時間を直感的に把握しやすくなり、見た目の高級感もぐっと増した。これなら最近のオフィスカジュアルにも十分使え、とくに盛夏の時期のポロシャツ+コットンパンツのようなスタイルにはバランスよくハマりそうだ。
もちろんダイビングに役立つ多彩な機能を備え、標準電波受信機能のほか、スマートフォンリンクによる時刻修正機能をフロッグマンで初搭載。海外のダイビングスポットに出かけるときは頼りになるだろう。若い頃にG-SHOCKの洗礼を受けたものの、最近はすっかりご無沙汰……なんて人にこそ改めておすすめしたい。
(ライター 吉田巌:十万馬力)

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