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まるで食べる宝石 世界中で愛される「塩の花」の魅力魅惑のソルトワールド(42)

塩の花はミネラルも多く含み、食材のうまみを引き出したり、料理全体を引き締めたりしてくれる

家でつくる理の味もぐんと引き立ててくれるので、日本で手に入る塩の花をいくつかご紹介しよう。ミネラルも多く含んでいるため食材のうまみを引き出し、最後に料理全体を引き締めたり、まとめたりしてくれる。ぜひ試してみてほしい。

▼地中海クリスタルフレークソルト

キプロス共和国にある塩田で生産される完全天日塩。直径約1センチの大きなピラミッド状の結晶で、見た目でも楽しませてくれる。繊細な結晶はサクサクとした食感で、厚めに切った牛肉や豚肉のグリルなど、歯ごたえのある食材におすすめだ。

▼塩の花

新潟県の最北端の「笹川流れ」と呼ばれる美しい海岸線沿いに位置する製塩所で、目の前に広がる日本海の海水を原料に作られている。薪でたいた平釜で約15時間ほど煮詰め、じっくり濃縮・結晶させた結晶はフレーク状で、サクサクした食感。しょっぱさがメインだが、ほのかな苦味やうまみも感じる。脂ののった魚の塩焼きや牛肉のグリルにおすすめ。

▼カマルグ ペルル・ド・セル(フルール・ド・セル)

フランスの4大製塩地の1つ、南フランスのエッグ・モルト地方のカマルグ湿地帯。そこに古代ローマ時代から続く塩田で昔から続いてきた製法で生産されている完全天日塩。結晶の形は立方体で、にがりをしっかりと含み、塩の花の中では濃厚な味わい。トマトなどの酸味とうまみが強い食材に合う。

▼ピラン・ソルト・フラワー

スロベニアの自然公園に認定されている塩田で生産される完全天日塩の塩の花。粒が直径2~3ミリと小さめ。立方体の結晶と一部ピラミッド型の結晶が入り交じる。にがりを完全に切っていないので、塩の花の中ではしょっぱさはまろやなかタイプ。うまみを強く感じるので、オリーブオイルと合わせた白身魚のカルパッチョに散らしたり、脂ののった魚を塩焼きにしたりする際にかけるといい。

塩の花は高価なものが多いので、「え、塩なのにこんなにするの」と思うかもしれない。だが、1皿に使う量は1グラムにも満たない。100グラム1000円する塩の花でも、1回あたりの金額は10円ほどだ。10円で、料理の味がぐっと引き立つと考えれば、チャレンジしたくなるはずだ。

(一般社団法人日本ソルトコーディネーター協会代表理事 青山志穂)


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