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気づいたことと挑戦したこと 巣ごもり生活1000人調査

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NIKKEI STYLE

コロナ禍で長く続いた巣ごもり生活。普段の生活をじっくり見つめ直す機会になったのでは。1000人に気づきと挑戦したことを聞いてみた。

気づいたこと

1位 お金がかからない

 256人

「外食」と「交通費」が減るだけで出費がかなり違うと驚く回答が多かった。「1万円以下に収まった交際費」(35歳男性)、「家族の外食が減るだけで月3万円以上違う」(56歳男性)。消費生活アドバイザーの永沢裕美子さんは「家計の不要不急のコト・モノを見極める機会となったのでは」と指摘する。

趣味への出費を見直した人もいた。「バンド活動自粛で様々なお金が浮いた」(67歳男性)、「ライブに行かないとこんなにお金がたまる」(49歳女性)

緊急事態宣言は解除されたが、当面は自宅で過ごす日々が続きそう。永沢さんは「自分の使うお金が社会でどう巡り、誰に仕事を提供できるか想像しよう」とアドバイスする。お金の無駄遣いを抑えつつ、経済を支えたい。

2位 自宅に不要品が多い

 252人

家族全員が家の中で一日過ごすと困るのが、互いの生活スペース確保だ。「『これ何だっけ?』と思う物ばかり」(58歳男性)など、あふれる物を再考する時間になったようだ。不用品を処分して生活空間を見直す場合、収納はやみくもにつくらない。東京ガス都市生活研究所の小泉貴子統括研究員は「広さより、設置場所とわかりやすさを重視しよう」と話す。

「亡くなった祖父母の手つかずの部屋」(60歳女性)、「子どもが幼いころの服」(52歳女性)など、捨てるに忍びないものもある。整理収納アドバイザーのtakaさんは「思い出の品は箱一つ分など制限を設けて」と勧める。処分する物は撮影してデータに保存しよう。

3位 活動量が減り、食生活の見直し必要

 142人

巣ごもり中は他人の目に触れる機会がなく、体形への注意が緩みがち。四六時中顔を合わせる家族も体形の変化に気づかない場合がある。「体重計に気づかされた」との回答が多かった。「通勤がちょっとした運動」(29歳女性)、「通学で使う自転車」(23歳男性)と、日常的な移動が体形維持に一役買っていた。

「手軽な炭水化物の昼食ばかりで、糖質を摂り過ぎた」(34歳女性)という反省も。池谷医院の池谷敏郎院長は「コロナ太りの一因はストレス」と指摘。朝食にトマトやバナナを取ることを勧める。ミキサーでジュースにすると飲みやすい。ストレス解消効果があるとされる成分GABAが含まれ腹持ちもよい。

4位 家族のリスクマネジメント能力

 131人

コロナウイルスとの戦いでは、家族はいわばチーム。「夫が手洗いと消毒に意外と大真面目」(67歳女性)、「感染予防のルールを徹底してくれた」(61歳女性)と、家族の姿に意外な一面を発見した体験が寄せられた。「コロナ離婚」といわれるが、共闘した配偶者を見直して絆が深まった家族も多そうだ。「毎年、花粉症対策にマスクを備蓄。品切れでも困らなかった」(38歳男性)と、事前の備えが予期せぬ結果につながった人も。

5位 家族一緒の食事の楽しさ

 120人

普段は生活リズムの違いで「家族そろって」が意外と難しいのが食事だ。「みんなそろっての食生活は子どもには貴重な経験。コロナ禍がなければ一生なかったかも」(41歳女性)。巣ごもり時間で家族の思い出が増えたようだ。「よほどうれしかったのか、保育園児の息子が好き嫌いせず食べるように」(32歳女性)と、子どもの成長につながる場面も。男性は30代、女性は10~20代と子育て世代や実家で暮らす若年層の回答が多かった。

6位 衛生に気を配り風邪引かず

 110人

コロナ対策にマスク着用や手洗い・消毒の徹底が功を奏した実感を持つ人が多かった。「いつも引く風邪にかからず済んだ」(71歳男性)、「家族全員がインフルエンザを回避」(45歳女性)。コロナに負けない体をつくるべく、衛生面と併せて食生活を見直した人も。「栄養バランスを整えたら、減量もでき一石二鳥」(28歳男性)

7位 レトルトや保存食がおいしい

 80人

「3食自炊だと大変」(57歳男性)な巣ごもり生活。手軽に腹を満たせるのがレトルト食品だ。「種類の豊富さに驚き」(23歳男性)など、カレーが食卓の強い味方となった。安価なレトルトも工夫次第。「袋から出して、アルコールを飛ばしたみりん大さじ2杯と一緒にフライパンで温めると味わいがよくなる」(スパイス料理研究家の一条もんこさん)

8位 長い通勤は体力消耗が激しい

 75人

9位 家事上手な家族のありがたみ

 66人

10位 集中して何か作る楽しさ

 64人

挑戦したこと

1位 家財の断捨離・掃除

 318人

片付けなきゃと思っても先延ばしにしてしまう断捨離。外出自粛を機に一念発起した人が多かった。「毎日、45リットルの1袋分のゴミが出て、気づけば15袋に」(50歳女性)という回答も。「フリマアプリに出品」(42歳男性)、「友人と一緒にヤードセールを計画中」(65歳女性)と臨時収入へ意気込む人もいた。

世代でみると、男女ともに50代~70代は「終活」を意識する人が多かった。「高齢の両親の終活を手伝い、家財から思い出話が広がった」(54歳女性)

せっかく片付けても再びちらかる「リバウンド」の恐れも。整理収納アドバイザーのtakaさんは「蓋のない箱やフックに収納するとよい」と話す。引っかけるだけなど一つの動作で済み、片付けぐせがつきやすい。

2位 家の中でできる運動

 142人

「コロナ太り」対策や体力維持を目的に家の中の運動を始めた人が多い。「子どもの宿題で出たラジオ体操を一緒にやった」(48歳女性)と、外出や特別な設備に頼らずとも運動を楽しめているようだ。1人1台スマホを持つ時代、「私は無料動画、息子は自校の教師が配信する動画を見て筋トレ」(53歳女性)というコメントも。

「在宅勤務をきっかけにヨガを始めた」(29歳女性)との声もあった。勤務中の隙間時間に池谷医院の池谷敏郎院長が勧めるのが「太ももを上げたエアウオーキング」。椅子に浅く腰掛ける。背もたれと腕で上体を支え、太ももを浮かして空中で歩くように動かす。勤務中の気分転換やコロナ太り対策にもなる。

3位 録画や本など眠るコンテンツの消費

 132人

データで保存され収納スペースを取らないため、気づけば膨大な量になっているのが録画だ。「100本以上の手つかずの録画」(70歳男性)、「レコーダーの容量が逼迫……消費せねば」(57歳女性)と、コロナ禍を機に視聴への決心を固めたようだ。

「子育て中で、長年買いおくままにしていた本を消費」(36歳女性)と、活字に没頭したエピソードも多かった。「若いころに買いためた蔵書を再読。新しい感想を抱いた」(67歳男性)。再読する度に発見があるのが読書の醍醐味。断捨離で手放す際は熟考を。

4位 動画配信サービスの利用

 126人

スマホやパソコンから自由にアクセスでき、隙間時間を生かせる動画配信サービス。海外ドラマシリーズやオリジナル映画、「昔の懐かしいドラマを目当てに」(49歳女性)など楽しみ方は人それぞれだ。

複数の動画配信サービスを利用する回答も。ただ、今後はサービスの利用の見直しも大切。「継続課金されているサービスが何か定期的にチェックを」と、ファイナンシャルプランナー(FP)の平井美穂さんは勧める。

5位 飲食店のテークアウト

 100人

家事の負担軽減を目的にテークアウトを活用した人が目立った。「色々な店の味比べ」(70歳男性)「行きつけの店の味を家族そろって」(54歳女性)と多彩な食事を楽しむ人が多かった。店内より安上がりな場合もあり「ずっと気になっていた高級店を利用」(23歳女性)。栄養価が偏らないよう選ぶことも大切だ。管理栄養士の足立香代子さんは「穀物、たんぱく質、野菜の量の割合が1:1:2となるよう心がける」と勧める。

6位 キャリアアップに向けた勉強

 89人

巣ごもりで人生や現職を見つめ直した人が多かった。「ファイナンシャルプランナー」(35歳男性)と、いざというときに助けになりそうな資格への学びを始めた人もいた。「医療系の資格が非常時に役立つと感じた」(32歳女性)と、コロナ禍が学びの原動力になったという回答もあった。男女ともに10~20代が最も回答が多く、若者ほど学びに意欲的だった。

7位 お菓子作りや料理

 82人

巣ごもり生活を充実させるのに一役買うのがお菓子作りや料理。時間に余裕ができた分、手の込んだレシピにも挑みやすかったようだ。「娘が楽しみにしている」(42歳女性)と、親子の時間が増えたからこその回答も見られた。ただ、「どんどん太ってきている」(68歳女性)との声もあり、「かむ回数が多くなる食材を意識して使いたい」(足立さん)

8位 マスク作りなどの手芸

 78人

9位 通販や宅配サービスの利用

 71人

10位 家庭菜園やガーデニング

 64人

10~30代「コト」重視 50~70代「モノ」意識

外出自粛で気づいたことや挑戦したことを聞いてみると、世代間に差がはっきりと見えた。「不用品の多さ」(気づき2位)や「断捨離」(挑戦1位)など「モノ」についての項目で50~70代の回答が多いのに対し、10~30代は「家族」(気づき4、5、9位)や「勉強」(挑戦6位)など「コト」を選ぶ傾向が強かった。退職や終活を意識する中高年と、社会で中核としての役割を期待される現役世代の違いだろう。モノの処分は「リサイクルを常に意識して」と東京ガス都市生活研究所の小泉貴子さんは勧める。

10万円の使い道は、世代を問わず「食品・日用品」(1位)や「貯蓄」(2位)に集中。先行きへの不安を表している。無駄遣いの見直しを生かし、消費と貯蓄をバランスよく分けよう。

困ったことの3位「家事の負担増」は30~50代の割合が突出。家事を妻任せにしている夫も在宅勤務により家の中にも様々な作業があるのがわかったのでは。働き方や生活などが変わる可能性もある。

ランキングの見方

 数字は回答者の人数。イラストは三井俊之。

調査の方法

 外出自粛が始まった4月、日経生活モニターに気づいたことなどを聞いて、そこで出てきた回答をもとにアンケートを作成。5月上旬、ネット調査会社のマイボイスコム(東京・千代田)を通じて調査を実施した。全国の10代~70代までの男女1000人に、「10万円の使い道」は3つまで、そのほかは5つまで回答してもらった。

(田中早紀)

[NIKKEIプラス1 2020年5月30日付]

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