オフィスデビューの味方 身軽なセットアップと防水靴「新しい日常」のスタンダード(上) プレゼンスコンサルタント 丸山ゆ利絵

よく、服にちゃんと気を使っているつもりなのに、「頼りなく見られる」「信頼されるのに時間がかかる」という人がいますが、ビジネスシーンや、服装とのアンバランスな髪形から生まれる悪印象に気づいていないことが多いのです。髪形はシーンや服装とのバランスを考慮して決めて下さい。

雨が多くなるシーズン、「できる」人が持っている靴

新人の方の中には、入社していきなり自宅勤務だったという方も多いと思います。これから何か買い足すのであれば梅雨、夏に備えたものを選びましょう。特に気になるのは靴です。雨水が染み込むのは不快ですし、蒸れると臭気も気になるところです。衛生観念が心配な今の時期には、濡れそぼった見た目では損をしかねず、それも避けたいですね。

通常の春のシーズンであれば、本革のドレスシューズをおすすめするところですが、今年はまず防水仕様のドレスシューズを先に一足そろえたほうがいいと思います。今は各社が本革と同様の質感を持つ、スタイリッシュな防水仕様の商品をそろえています。

ドレスシューズとはざっくりいうと「きちんとした時に履く靴」のことです。紐付きでスーツに合う靴と考えていただければいいでしょう。代表的なのは「ストレートチップ」や「プレーントゥ」です。ハードな雨降りの時用にチャッカブーツ型、ビジカジ用にはノーズ(甲を覆う部分)が長めのスリッポンもあると履き分けができて便利です。

防水機能が高く、かつきちんとした革靴も多く出回っている(写真はイメージ)=PIXTA
靴があまりくたびれていると…(写真はイメージ)=PIXTA

社会人になると、靴の手入れ具合で人となりを見られることが多いから、手入れのクセはつけておいたほうがいいですよ。甲の部分の横じわが入っているホコリっぽい靴を履いている人は、「できる人」には絶対に見えません。履いた靴のホコリを取る、シューツリーで履いたシワを伸ばして形を整える、軽く磨いておく、くらいまではクセにしておいてください。

雨に濡れるなどした場合は、できるだけ早く新聞紙など吸水性の高いものをつめて、まず水分を取ることも覚えておいてください。その際は、靴の形を整えながら詰めることも大事です。その後は通気の良いところで、靴を立てかけて陰干ししますが、シューズメーカーの人によると内側に除菌消臭スプレーをかけておくと、蒸れによる悪臭が防ぎやすいそうです。

夏までの端境期、正解はスーツ?ジャケパン?

スーツは現在主流なのがジャケットとパンツの2ピースです。もとはこれにベストを加えた3ピースが基本でしたが、第二次世界大戦の頃の物資不足と「有事」の際の身軽さが重視されて2ピースが生まれたといいます。現在の状況は同様に有事と言え、ビジネスの服装に身軽さを求める人が多くなりそうです。

加えて、クールビズでもおかしくない季節ですから、新人の方なら、上下で着てはじめて美しいシルエットが出るかっちりした「ビジネススーツ」よりも、セットアップを選ぶほうが使い勝手がいいでしょう。ここでのセットアップとはボックス的なシルエットのテーラードジャケットとストレートパンツの組み合わせです。上下そろいで着ればきちんとした雰囲気を出せ、他のパンツやジャケットとの組み合わせも楽しめるので便利です。

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