自然とおなかがへこむ食事 キノコ・海藻・発酵食で『藤井恵の腹凹ごはん』著者 藤井恵さんに聞く

年齢を重ね、ぽっこりでてきたおなか。運動とともに、食事の工夫でなんとかしようとしても、なかなか続かない……。無理をして、劇的にやせなくてもいい、気楽に続けられるちょっとした心がけで、少しずつおなかが凹むような方法はないだろうか。『藤井恵の腹凹ごはん』(日経BP)の著者、管理栄養士で料理研究家の藤井恵さんに、コツを聞いた。

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テレビや雑誌などで、たくさんの人の気持ちを軽くする、健康的で簡単なレシピを紹介している藤井恵さん。最近は、卵焼き器だけでおかずを作るお弁当本が話題だ。新刊では、自然とおなかが凹む食事のコツから、目的別の献立のたて方までを解説している。

藤井さんが考える、無理せずおなかをへこませる食事の基本は、1日のうちに3つの食材をとることだ。その食材とは、キノコ、海藻、発酵食。

藤井恵さん。管理栄養士、料理研究家。女子栄養大学卒。テレビ番組の料理アシスタントを経て、雑誌、書籍、テレビで幅広く活躍する。忙しい人でも簡単でつくりやすく、ヘルシーなレシピに定評がある。著書は『藤井恵さんの体にいいごはん献立』『藤井弁当 お弁当はワンパターンでいい!』など多数。

「この3つの食材を1日のうちにどこかでとることを心がけることから始めてみてください。これらは腸にいい食材としておなじみですが、キノコと海藻は、食物繊維たっぷりで、低カロリーで低糖質、ダイエットにも役立ちます」と藤井さんは話す。キノコは不溶性の食物繊維、海藻は水溶性の食物繊維が豊富だ。

そもそも、腸にいいレシピの仕事がきっかけで、藤井さん自身もこれらの食材を意識してとっているうちに太りにくくなった。カゼを引きにくくなり、体調も良くなったという。これら3つは、お通じをよくする食材でもあるので、便秘が原因でおなかがぽっこり出ている人にも向く。

「実は、この3つの食材をしっかり使った料理は、外食では少ないですし、コンビニでも多くはありません。この3つの食材を用いて、つくりおきをしたり、短時間で一品だけ作ったりすることから始めるのはどうでしょうか。もちろん、健康的な献立を考えると、野菜やたんぱく質をとることは大切です。でも、それらはコンビニでも手に入りやすいので、忙しければ、買ってきてもいいんです」(藤井さん)

キノコは、シイタケ、シメジ、マイタケ、ナメコなど、好きなものを。海藻は、ワカメが最も使いやすいので、戻して冷蔵庫でストックしておけば、4~5日ほどもち、すぐに使える。発酵食は、納豆を筆頭に、ヨーグルト、キムチ、味噌、塩麹(こうじ)などだ。

最も簡単なのは、納豆に、海藻やキノコを加えること。たとえば、市販のメカブやモズク商品と、火を通したキノコを加えるだけでいい。

新刊のなかから、この3つの食材を用いた「シメジとワカメのショウガ味噌炒め」を教わった。多めに作れば、つくりおきとしても使える。

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