一緒に行くの? 日本人が取り違えるAre you with me?デイビッド・セイン「間違えやすい英語・聞き手編」(50)with

相手が話した英語を誤解して受け取ってしまった。そんな体験はどなたにもあると思います。日本人向けの英語教育で豊富な経験を持つデイビッド・セインさんは「日本人が聞き手として勘違いしやすい英語表現がある」と言います。今回は「~と」という意味のwithを使ったフレーズについて学びましょう。

◇  ◇  ◇

ユウカが会社に着くと、同僚のスティーブから焦った様子で相談に乗ってほしいと言われて話を聞くことに。どうやら、クライアントからとっくに納品されているべき製品がまだ届いてないと連絡を受けたようです。クライアントからの要望をユウカに説明していたのですが、誤解が生じ、途中から話が違う方向へ向かってしまいました。

それはこんな会話でした。

Steve: Hey, can I ask you something really quick?
Yuka: Sure, what is it?
Steve: I just got off the phone with a client and they said the products they ordered haven't arrived yet.
Yuka: Really? They should be there already...
Steve: It looks like the shipping company made a mistake somewhere.
Yuka: That's not like them at all.
Steve: So the client said that if it's not too late, they'd like to change their order amount. If possible, they'd like the new amount delivered. Are you with me?
Yuka: Seriously? When? I have a meeting with a different client today.
Steve: Yeah, I know.
Yuka: Okay, so they want me to deliver it on a different day?
Steve: I'm the one who is going to deliver things, Yuka.

日本語に置き換えてみると次のようになります。

スティーブ:ちょっと教えてほしいことがあるんだ。
ユウカ:ええ、なに?
スティーブ:さっきクライアントから電話があって、製品が届いてないらしいんだ。
ユウカ:え? もう届いてるはずよね。
スティーブ:運送会社の手配違いらしいんだけど。
ユウカ:珍しいわね。
スティーブ:で、クライアントはまだ間に合うなら、注文数を変えたいらしいんだ。で、できたら届けてほしいって言うんだよね。話わかってる?
ユウカ:え? いつ? 今日はちょっとクライアントとの打ち合わせがあるのよ。
スティーブ:え、知ってるよ。
ユウカ:あ、今日じゃなくて別の日に届けに行くの?
スティーブ:届けに行くのは僕だけだよ。

上の対話は、スティーブがクライアントからの電話の内容をユウカに伝えているところです。クライアントは間に合えば注文数をかえてほしいらしく、新たな数を改めて届けてほしいとのことでした。少しややこしい内容だったので、スティーブは説明の途中でユウカに確認するのですが、それがユウカには伝わらなかったようです。

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