コロナ後に「ゲームチェンジ」 求められるマーケ力は実践「マーケティングトレース」(下) ブランディングテクノロジー執行役員 黒沢友貴氏

ブランディングテクノロジー執行役員 黒沢友貴氏
ブランディングテクノロジー執行役員 黒沢友貴氏

次代を担う「旗手」は何を感じ、何を考えているのか――。日本経済新聞社が運営する投稿プラットフォーム「COMEMO」から、「キーオピニオンリーダー」が執筆したビジネスパーソンにも役立つ記事を紹介します。ブランディングテクノロジー執行役員の黒沢友貴さんに、今回はマーケターの筋トレコミュニティー「マーケティングトレース」によって、社会をどのように変えようとしているのかを語ってもらいます。

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マーケティング力を筋トレのようにトレーニングすることで身につけていく「マーケティングトレース」は企業の経営者やマーケターだけではなく、すべてのビジネスパーソンに取り入れてほしいスキルアップツールです。私はマーケティングには大きな可能性があると考えていますが、まだまだそのことが伝わっておらず、誤解している人も多いという印象です。社会課題の解決にも貢献できる「マーケティング」を正しく理解し、マーケティングスキルを磨くことに前向きになっていただきたいと思っています。

「マーケティング」の可能性

私はマーケティングスキルをもった人が増えることで、社会全体をよりよい方向に進めることができると考えています。これは企業経営だけではなく、病院、学校、NPOなどの運営でも同じで、マーケティングの視点を持っているかどうかがカギを握るケースは少なくありません。マーケティングが浸透していない業界へマーケターを送りこむことは、「マーケティングトレース」の一環として今後取り組みたいと思っています。

さらに、マーケティングスキルを持てば、個人のキャリアをより高めたり、やりたいことも実現できたりするようになると思います。その結果、面白い企業や活動が生まれて、社会全体に楽しい仕事や楽しく働く人が増えるのではないかと期待しています。

このような考えに至った背景には、「マーケティングの視点が欠けているだけで、なかなかうまくいかない」ということにもどかしさを感じた経験をもっているからです。私は最初に入った会社で、中小企業向けのデジタルマーケティングの仕事をしていました。それほど高度なマーケティング術を駆使しなくても、一つ一つ丁寧に分析して施策を積み上げることで、事業を成長させることができたというのが最初の体験でした。

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