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国際派男女2人が生み出す感動スイーツ 東京・恵比寿

2020/6/1
余分なものをそぎ落とし、必要なものだけを追求したスイーツを目指す
余分なものをそぎ落とし、必要なものだけを追求したスイーツを目指す

2019年9月、恵比寿に誕生した小さなペストリーショップ。日本人とイタリア人、2人のパティシエがタッグを組んで作った店には噂を聞きつけたファンたちが、国内外から訪れている。場所はJR山手線・恵比寿駅から動く通路「恵比寿スカイウォーク」を使って5分ほど。アメリカ橋を渡り、目黒三田通り沿いに出ている看板を目印に路地を進むと、突き当たりに店がある。

Summary
1.国内外から熱視線を浴びる恵比寿の小さなスイーツショップ
2.こんな「パネットーネ」食べたことない。食感に感動
3.2人の超実力派パティシエのタッグから生まれる、美しきタルト
オーナーシェフでありクリエーションを担当するGabriele Riva(ガブリエレ・リヴァ)さんと、もう一人のオーナーシェフ坂倉加奈子さん

オーナーシェフであり、「LESS」のクリエーションを担当するGabriele Riva(ガブリエレ・リヴァ)さんはなんと12歳でキャリアをスタート。イタリア・ミラノにある実家のパティスリーなどで修業を積んだ後、22歳でロンドンのレストランにシェフパティシエとして招かれ、その後ニューヨーク、ラスベガスとグローバルに活躍。

特にニューヨークでは7年にわたって「USAカカオバリーアンバサダー」を務めた経歴を持ち、セレブ御用達のレストラン「NOBU(ノブ)」では日本の食材を取り入れたスイーツが好評を博した。

もう一人のオーナーシェフ坂倉加奈子さんは日本で製菓の基礎を学んだあと渡仏し、パリのパティスリーやレストランでパティシエとして修業。その後、ノルウェーのレストランでのシェフパティシエを経て帰国。「ヒルトン東京」や、「世界のベストレストラン50」にも選出された「レストランNARISAWA」などで活躍した。

店名の「LESS」は建築やアートにも造詣(ぞうけい)が深いRivaさんが尊敬するドイツの建築家の言葉「Less is more(より少ないことはより豊かなこと)」に由来する。

Rivaさんが作りたいと考えたのは「クオリティーを大切にしたスイーツ」。豊かな経験をどんどん「プラス」していくのではなく、むしろ余分なものをそぎ落とし、本当に必要なものだけを追求したスイーツを作り続けている。

質よりも量や見た目の華やかさを重んじる風潮があるアメリカではRivaさんの作るスイーツは受け入れられないことが多かったそう。そんな中、以前から親交があり、独立を準備中だった坂倉さんと作りたいスイーツの世界観が一致。引き算の美学を持つ和食を生み出した日本で、自分たちの世界観を表現するショップをオープンした。

旬の素材をおいしいスイーツにするにはどうすればよいだろう? それが「LESS」の発想の始まり。余分なものを極力そぎ落とし、素材を絞り込むことで味わいを際立たせる。シンプルだからこそ、おいしさが記憶に残る。そんな「LESS」のスイーツをいくつか紹介しよう。

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