そっと背押す 定番卒業ソング
卒業ソングとして歌われることも多い、しっとりとした印象の曲が、幅広い世代から人気を集めた。「聞くと胸の底からジーンときて、あしたもがんばろうという気持ちになる」(61歳女性)。「いろいろなことがあるけれど、前を向こうという気にさせてくれる」(51歳男性)など、そっと背中を押してもらえる曲との声が多かった。
昭和の名曲 中高年が支持
1960年代に世界でヒットした名曲がランクイン。誰もが口ずさめ「昭和の名曲。前向きになれる」(60歳男性)、「つらいときに聞くと涙がこぼれるが、優しい歌詞で癒やされもする」(61歳女性)と、特に50~60代から熱い思いが寄せられた。演出家の宮本亞門さんが企画し、著名人や一般の人が皆で歌う動画が公開されている。
立ち向かう歌詞 軽快に
人気のテレビアニメ「鬼滅の刃」のオープニングテーマ曲で、テンポがよく力強い声に元気をもらえるとの声が集まった。「立ち向かう雰囲気の歌詞に、軽快なリズムがとてもマッチしている。アニメは子どもも大好きなので一緒に盛り上がれる」(45歳女性)。昨年末、NHK紅白歌合戦に初出場し、披露されたのも記憶に新しい。
テンポにのって前向きに
2008年の発売以来、歌い続けられている4人組の作品。「テンポがのりやすく前向きになれる。聞き慣れた安心感もある」(23歳女性)。同年放送の高校野球がテーマのドラマ主題歌でもあり「元気をもらえるストーリーで同時に思い出す」(58歳女性)。今の状況に「奇跡が起きることを祈る」(19歳男性)との声も。
テンション上げてシャウト
テンションの上がる曲調に、エネルギーを感じられるパワフルな歌声で「聞けば体が自然に動いてしまう熱い曲」(39歳男性)。特に男性からの人気が高かった。聞きながら一緒にシャウトしているという人も多く、「気持ちが沈んでいるときや暗いときは、歌って『ウルトラソウル』と叫べばすっきり」(15歳女性)という人もいた。
アテネ五輪のNHKテーマ曲でもあり、「あのときの感動を思い出す」(33歳男性)との声が多く集まったフォークデュオの曲。「曲が進むにつれて、壮大で力強い雰囲気になりエネルギーをもらえる」(30歳女性)ほか、「サビの歌詞を聞くと、自分を信じて前に進もうと思える」(27歳女性)。
2016年に惜しまれつつ解散したSMAPの人気ナンバー。平成のシングルの売上枚数ではトップで、300万枚以上(オリコン調べ)に上る。「誰もが一緒に歌える名曲」(45歳女性)。歌詞に共感する声も多く「聞いていると優しい気持ちになると同時に、前を向く気力が湧いてくる」(57歳女性)
穏やかな旋律と歌詞で、卒業式でもよく歌われる。ボーカルの「優しい声に癒やされる」(48歳女性)や「沈みがちな今、希望を感じたくて何度も聴いている」(64歳女性)と、改めて味わっている人が多いよう。1994年発表で「懐かしく落ち着く。しみじみ励まされる」(27歳女性)との声もあった。