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リアルに飲み行った気分 擬似ワイナリーツアーで満喫

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NIKKEI STYLE

新型コロナウイルスを機に、オンラインを利用した新たなイベントが相次いでいる。「飲み会」に続き、新たにお目見えしたのは「ワイナリーツアー」。参加費は伴うが、事前にワイナリー産のワインが届けられ、それを自宅で味わいながら、画面上で醸造の現場や作り手の思いが聞けるバーチャルなワイナリーツアーを楽しめる。コロナ後もワイン好きらにとってはありがたい場となりそうだ。

ビデオ会議システム、Zoom(ズーム)を利用したオンラインワイナリーツアーを企画したのは阪急百貨店。同社はワイン持ち込み可能な飲食店を検索し、予約できるウェブサイト「Winomy(ワイノミ)」を運営しているが、ワイナリーツアーもこのサイトを通じ告知、応募を受け付けている。

初回の5月16日は午後2時から約1時間半、日本最古のワイナリー「まるき葡萄酒」(山梨県甲州市)とつなぎ実施、男女計約50人が参加した。ワイナリーの醸造責任者、薬袋(みない)才樹さんが説明役となり、醸造施設の現場や醸造所横に隣接するブドウ畑でどんなブドウ品種を栽培しているかなどについて解説した。

まるき葡萄酒は1891年(明治24年)創業で、現存する日本のワイナリーとして一番古い。創業者は日本人で初めて醸造技術を学ぶため1877年(明治10年)、フランスに渡った人物でもある。

参加者の手元には事前に同ワイナリーのスパークリング(300ミリリットル)、白(375ミリリットル)、赤(375ミリリットル)の3種類のボトルと、ブドウの木を含んだチップで燻(いぶ)したおつまみ「スモークド・タクアン」が届く。それぞれのワインに込めた作り手側の思いやこだわりに耳を傾けながら、リアルな飲み比べもセットに楽しめる趣向だ。

「ワイン貯蔵庫の樽(たる)の下に石を敷く狙いは」「ブドウ畑の面積は」「コロナの影響は」――。ワイナリーツアーの途中でも、参加者から随時、オンラインのチャット機能を利用し、疑問や質問が寄せられる。司会役の主催者側スタッフがそうした質問をつなぎ、薬袋さんがそれに回答する場面もしばしばあり、リアルなツアーと変わらぬやりとりも可能だ。

初回に記者も参加させてもらった。あいにくの雨模様で、ワイナリー周辺の景色は残念ながらお預けだった。だが、畑で育つカベルネソービニヨンやメルローの木々の緑は目に優しく、ワイナリースタッフが飼育する羊の鳴き声も聞こえ、まるでその場にいるかのような錯覚を覚えた。

個人的に国産ワインを飲む機会はふだん乏しい。ワイナリーツアー終了後、余った日本固有のマスカット・ベーリーAを用いた赤ワインを夕食の肉料理と合わせたら、なかなかいけた。「ワインは料理の引き立て役」「ブドウも、作り方も昔と変わり、おいしくなった」。そんな薬袋さんの話を思い出し、うなずく自分がいた。

「ワイノミではリアルなイベントも開催してきたが、コロナの影響で実施が難しくなったため、オンラインで何かできないか模索してきた。巣ごもり生活の発散や、参加者がみな同じワインを飲むことで、通常のオンライン飲み会以上に盛り上がるのでは」と話すのは、オンラインツアーを企画した同百貨店の千賀啓司部長だ。

ワイナリーツアーは来月以降も毎週1回のペースで継続して方針で、すでに「満員」となった回もある。南アフリカやスロベニアなど海外のワイナリーとも結び、ラインアップは国内だけに限らない、という。毎回5000円~1万円前後の参加費が必要だが、費用は実質飲み比べ用の当該ワイナリー産のボトル代(送料代等込み)。海外のワイナリーのツアーも加われば、交通費を考えるとむしろ割安に思えてくる。

何かと影響が大きいコロナ禍だが、オンラインワイナリーツアーは思わぬ副産物になるかもしれない。

(堀威彦)

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