BASICからPythonへの変更に伴い、プログラムの書き方も変わってきています。より関数を用いた、言い換えれば、よりプログラム内の命令を整理した形式で記述するようになっています。

プログラムを作る手順を伝える図はかつてのフローチャートからアクティビティ図になった

また、プログラムを作るときの方法も違います。『こんにちはマイコン』では動作手順を「フローチャート」に記して整理してからプログラムを書いていました。当時はそれが一般的だったからです。今ではフローチャートに代わってアクティビティ図が使われるようになっており、『こんにちはPython』でもアクティビティ図が使われています。

このように、『こんにちはマイコン』の特徴である「誰が読んでもわかりやすい、おもしろい」を踏襲しつつ、今求められるPythonプログラミングの入門書として復活したのが『こんにちはPython』なのです。

試行錯誤しながら作り上げる楽しさを知ってほしい

義務教育でプログラミングが取り入れられるのはいいことだと思います。ただ、「授業で習うとなると途端にプログラミングがつまらなくなりそう」と心配する声も多いようです。なので、最後に『こんにちはマイコン』『こんにちはPython』を通してすがや先生が一番伝えたかったメッセージをお伝えしましょう。

『こんにちはマイコン』は小学生でも理解できるようにしたいと考え、わかりやすい表現を心がけましたが、もうひとつ心がけたのは、「エラーなんか怖くない!」というメッセージを伝えることでした。本書でも、伝えたいメッセージは同じです。主人公のあらしのように、エラーを重ねても、めげずに原因をさがし、プログラムを完成させてみてください。プログラムが無事に動いたときの達成感は、きっと忘れられないものになるはずです。
『こんにちはPython』あとがきより

(日経BP 田島篤)

ゲームセンターあらしと学ぶ プログラミング入門 まんが版こんにちはPython

著者 : すがや みつる
出版 : 日経BP
価格 : ¥1,650 (税込み)

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