神奈川県や都内にある8店舗のうち、新型コロナの影響で2店舗は現在休業中だが、外出自粛の影響もあってオンライン販売は伸びている。

プリン専門店POPOCATE(ポポカテ、東京・渋谷)では、硬めと柔らかめの2種類を販売している。もともとビル管理会社を運営していた長岡義彦最高経営責任者(CEO)が「自分の好きなプリンを作りたい」と、5年前にオープンした。

POPOCATE(東京都渋谷区)のプリンは「かた」と「やわ」があり、どちらも人気だ

「子供の頃に食べたプリンの味が忘れられない」という長岡さんは試行錯誤して素朴な味わいのプリンにたどり着いた。

素朴な味だからこそ原材料を大切にする。全国の卵を試し「熱を加えてもにおいが出ない神奈川県の養鶏場の卵を選んだ」という。プリンにかけるカラメルも苦みを強めにするなどこだわっている。

硬めプリン「POPOかた」、柔らかめの「POPOやわ」など約8種類あり、値段は1個464~550円。

店はもともとテークアウト中心に営業しているが、最近はオンライン販売も伸びているという。4月からはデリバリーも始めた。東京23区を中心に神奈川や埼玉にも届ける。長岡さんは「こんな時期だからこそ食べてほしい」と話す。

プリンの基本的な原材料は卵、牛乳、砂糖と、至ってシンプル。「店の味には及ばずとも、自分でもプリンが作れるのではないか」。自炊にはまっている記者(26)として、在宅勤務の合間を縫って作ってみた。

在宅勤務を利用して自宅で作ったプリン。低温でじっくり火を通すことを心がけた

インターネットで「硬めプリン」と検索すると、レシピがたくさんヒットする。卵の量を多くすると硬めに、生クリームなどを入れると柔らかめに仕上がるようだ。早速、材料をそろえて作ってみた。高温で加熱すると「す」が入ってしまうらしい。食感が悪くならないように低温でじっくりと火を通すことを心がけた。とはいってもオーブンレンジのスイッチを入れるだけだ。

できあがりはまずまず。低温でゆっくり温めただけあって「す」は入らず、見た目はきれいだ。食感も狙い通り硬めに仕上がった。反省点は味付けが少し甘くなりすぎてしまったことぐらいか。

自粛生活に飽きたら、「昭和風」硬めのプリンはどうだろう。ネット通販やテークアウトで手軽に食べられる。懐かしい味で一息つけば仕事のやる気もアップ、在宅テレワークのストレスを癒やす「オアシス」タイムになるかもしれない。

(嶋田 航斗)

=おわり

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