マーケ力も「筋トレ」で鍛えられる 成功例探して語る実践「マーケティングトレース」(上) ブランディングテクノロジー執行役員 黒沢友貴氏

そこで私はマーケティング力やマーケティング思考を鍛えるようなトレーニング方法として、「マーケティング」に「トレース」という言葉をつけて「マーケティングトレース」という言葉を作りました。そしてその言葉に「#(ハッシュタグ)」を付けて発信することで、SNS(交流サイト)などにコミュニティーの場も作りました。

「マーケティングトレース」という言葉とコミュニティーを作ることで、すべての人が「マーケティング力」を鍛えることができる環境を整えたということです。

「マーケティングトレース」の実践方法

「マーケティングトレース」の基本的な考え方は「成功企業の裏側にあるマーケティング戦略のフレームワークを利用して、その成功要因を市場分析などから言語化・構造化すること」です。もし、自分がその企業のマーケティング責任者だったらどういう戦略を立てるのかということを考えながら、分析力や仮説力を鍛えるトレーニングをします。

最初に「マーケティングトレース」を行う「成功企業」に当てはまるものを選びます。 その選定には以下の3つの条件があります。

・売り上げや利益が急拡大していること

・社会性があること(社会課題を解決するようなビジネスなど)

・自分の好きな会社であること

そして、これに当てはまるような企業を選んだら、その企業の情報を様々なところから収集して、常にストックしておきます。情報の収集源は私の場合、ツイッターなどを中心に、日本経済新聞や博報堂生活研究所のサイトなどをチェックしています。ここで重要なことは「信頼できる情報源」をいくつかもっておくようにすることです。

マーケティングトレースではアウトプットとフィードバックを重視する(Nサロンの集中講座から)

そして、学習にはたくさんの「アウトプット」と「フィードバック」があると、非常に効果的にスキルを高めることができますから、自分の実践した「マーケティングトレース」をコミュニティーに発信します。

現在、私の作った「マーケティングトレース」のコミュニティーでは、ツイッター、フェイスブック、noteを利用しています。「#マーケティングトレース」をつけて投稿されたものに、他のメンバーがコメントします。誰でも参加できるコミュニティーになっているので、ぜひ興味のある方は参加してみてください。

「マーケティングトレース」によるスキルアップを狙うなら、まずは実践的に学べるように実際に存在している「成功企業」を選ぶこと。そして、それに加えてコミュニティーの活用が不可欠だということです。

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