長い歴史に培われた伝統と格の高さを感じる帝国ホテルのロビー

3軒目のお取り寄せ先は歴史ある「帝国ホテル 東京」。1890年に鹿鳴館に隣接する民間の迎賓館として開業し、1967年まであったフランク・ロイド・ライト設計の本館(ライト館)や、マリリン・モンローはじめ著名な宿泊ゲストの数々は日本のホテルのレガシーの一つにもなっている。

そんな帝国ホテルのオンラインショップ限定商品で、大人気なのが「巣ごもりグルメセット(冷凍)」。「エビのマカロニグラタン」、「ビーフカレーマドラス風」、「シュリンプカレーマドラス風」の冷凍食品3種類の詰め合わせ(定価5680円、特別価格4800円、外出自粛のこの時期に家庭でホテルの味を楽しんでいただこうと作成したセット)。いずれも具材の旨(うま)みや出来上がり感が冷凍食品とは思えぬ味で、エビのマカロニグランタンは、コクのあるクリーミーなホワイトソースの中にぷりっぷりのエビが入っている。

バラエティーある巣ごもりセットは、温めてホテルの味が簡単に味わえる

実は、日本の冷凍食品の開発と帝国ホテルは切ってもきれない関係にある。1964年の東京オリンピックに際し、膨大な量の食材調達を賄うべく、「日本冷蔵株式会社(現・株式会社ニチレイ)」と冷凍食材を使ったメニューに取り組んだのが、当時の帝国ホテル新館料理長村上信夫氏だった。冷凍食材を使用した料理だとわからないクオリティーを目指して研究を重ねた知識と技術が、現代の日本の冷凍食品にまでつながっているという。クオリティーに磨きをかけた一品がまさにこの「巣ごもりグルメセット」といっていい。

「巣ごもりグルメセット」以外にも帝国ホテルのシグニチャーともいえるパンケーキを家庭で食べられるようアレンジした「帝国ホテルキッチン パンケーキセット(4セット)」(ソフトホイップバターとメープル入りシロップ付き。3,300円)もおすすめだ。

冷凍食品とは思えない香りとふわふわの食感がたまらないパンケーキ

加熱したときの甘い香りとふわふわの食感には驚かされる。帝国ホテルの伝統ある雰囲気と温かみあるおもてなしが、冷凍食品を通じても感じられた。

※お取り寄せ商品はいずれも税込み・送料別。新型コロナウイルスの影響で売り切れや欠品などもありえます。

小野アムスデン道子
世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、フリーランスに。東京と米国・ポートランドのデュアルライフを送りながら、旅の楽しみ方を中心に食・文化・アートなどについて執筆、編集、プロデュース多数。日本旅行作家協会会員。