円形のダイアルの中に描かれたスクエア。大きな4つのアラビア数字。カルティエの「パシャ ドゥ カルティエ」はアイコニックな文字盤のデザインがひときわ目を引く。
パシャの名前は1930年代にモロッコの太守(パシャ)がルイ・カルティエに依頼した角形の防水時計を由来としている。その後、丸形の防水時計「パシャ」が生まれ、1985年、現在のパシャ ドゥ カルティエが発表された。
ステンレススチール、イエローゴールド、ダイヤモンドなど素材が多彩で価格も幅広い。華麗なジュエリーウオッチから複雑なスケルトンモデルまでそろい、男性にも女性にも愛用され不動の人気を持つ。
2020年の新作ではムーブメントは自動巻きキャリバー1847MCを搭載し、耐磁性能と防水性を高めた。
デザインでは85年のオリジナルモデルに忠実に、細部を洗練させている。たとえば新しいリューズ。縦溝を施したカバーに覆われたリューズにはブルースピネルまたはサファイヤを加え、リューズの下にはイニシャルを入れるといったパーソナルエングレービングを施すことができる。簡単に付け替えができるブレスレットを用意し、自分好みのスタイルを幾通りも楽しめる。
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