ファーストクラスは最高のサービスが期待されているだけに、ワインも、シャンパンの「サロン」や「ルイ・ロデレール・クリスタル」、ボルドーの赤ワイン「シャトー・コス・デストゥルネル」など、小売価格が1本数万円以上するものがリストに載っている。だが、リストをよく見ると、1本数千円で買えるものも少なくない。お金に多少余裕のあるワイン好きの人がたまに飲むワインとしては、けっして高い値段ではない。今回は、JALとANAの最近のリストの中から、数千円以下で、インターネットで買えるワインを何本か選んでみた。

JAL

「シャトー・ラグランジュ2013」

ラグランジュは仏ボルドーのサン・ジュリアン村にあり、1855年の格付けで3級に選ばれた名門シャトー。一時は評判を落としたが、日本のサントリーが1983年に買収してから再び品質が向上した。カベルネ・ソーヴィニヨンを主体とした赤ワインは、エレガントでしなやかさを感じさせる。2013年産はほとんど流通していないが、生産年違いなら5000円台から購入可能だ。

エレガントでしなやかな「シャトー・ラグランジュ2013」

「プロフェッツ・ロック ホーム・ヴィンヤード ピノ・ノワール2015」

ニュージーランド南島のセントラル・オタゴ地区で育ったピノ・ノワール種から造られる赤ワイン。プロフェッツ・ロックは1999年創業の若いワイナリーだが、著名ワイン評論家のジャンシス・ロビンソン氏が高く評価し、注目を浴びている。セントラル・オタゴは世界で最も南極に近いワイン産地だが、内陸に位置するため夏は乾燥して暑い。このため、ブドウがよく熟し力強い味わいのワインが生まれる。参考小売価格6300円(税抜き)。

著名ワイン評論家が高く評価する「プロフェッツ・ロック ホーム・ヴィンヤード ピノ・ノワール2015」

「ココ・ファーム・ワイナリー 風のエチュード2016」

栃木県足利市にあるココ・ファームは、手掛けたワインが2000年の九州・沖縄サミットの晩さん会で出されるなど、日本を代表するワイナリーの1つ。風のエチュードは、日本産のシャルドネを主体とした飲みやすい味わいの辛口の白ワイン。ココ・ファームのホームページによると、だし巻き卵や蕪(カブ)のそぼろ餡(あん)かけなど、和食との相性も良いという。2016年産はメーカー在庫なし。2018年産はメーカー販売価格2800円(税込み)。

シャルドネを主体とした飲みやすい味わいの辛口の「ココ・ファーム・ワイナリー 風のエチュード2016」
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ANA