人生を変えた筋トレ 自分のために努力する楽しさ実感

日経doors

「ストイック=自己否定」ではない

(3)自分に「ダメ出し」をし過ぎない

「どうしても三日坊主になる」「パーソナルジムに投資したにもかかわらず、継続できなかった」……。そんな人に対するアドバイスとして、阿部さんは自身の経験から「できないことを自分のせいにし過ぎないで」とも語ってくれました。「例えば、パーソナルジム。続かなかったのはトレーナーとの相性が悪かった可能性も高いです。そもそもパーソナルジムは『利用者が継続できるようサポートすること』がミッション。トレーナーの知識量やメソッドは正直、多種多様なので、詳しい人から情報を得るなどして『自分に合う人を探そう』という発想で動いたほうがいいと思います」

「ストイック」というと、強い精神力で自分自身を律したり、苦しいことに耐え抜いて根性を鍛えたりするイメージを持っている人も多いかもしれません。でも、阿部さんから伝わってくるのは「前向きなワクワク感」です。

「ストイックになるって、自分を否定することではないと思うんです。ダメな自分をしっかり受け止めて、理解する。だけど、『なりたい自分』は忘れない。『できる方法はあるはずだ』と自分を信じてあげながら、目標に到達するまでやり切る具体的な方法を考え続けることが大事だと思います」

仕事と筋トレの相乗効果も

体を鍛えるようになって実感しているもう一つの効果が、「仕事のアイデアも湧きやすくなったこと」だと阿部さんは話します。

「仕事と家庭の往復が中心になると、目の前のタスクに追われがちになって『ゆっくり考えるための時間』が取りにくくなります。でも、勤め先では今、新しい製品やサービスを世に送り出す新規事業開発の仕事を担当しているので、マーケティングの『数字だけ』を見ていても足りない部分があるんです。新しいアイデアは、デスクの前でウンウンうなって考えているときより、運動中の休憩時間など、頭がクリアになっているときのほうが浮かびやすい気がする。仕事と筋トレにはそんな意外な相乗効果も生まれています」

「筋トレを始めたら、人生が変わった実感が本当にあります」(阿部さん)

(取材・文 加藤藍子=日経doors編集部、写真 吉澤咲子)

[日経doors 2020年4月14日付の掲載記事を基に再構成]

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