書類のこと? 言葉でもソフト名でもないwordの使い方デイビッド・セイン「間違えやすい英語・聞き手編」(47)word

【日本人の心の中】
wordって?「あんたがワードを持っている」って、ワード書類のこと? あ、ワードで作った進行表を私が持ってないかってことね? こないだメールで送ったはずだけど、また送ればいいのかしら?

wordは「言葉」という意味なので、You have my word.で「あなたが私の言葉を持っている」と、意味がわからず、ワード書類と勘違いしてしまったユウカ。実はwordには「約束」「保証」という意味があり、自分の言ったことなどに対して「約束します」「信じていいですよ」というニュアンスで使われます。ちょっとした約束事にも使わないこともありませんが、ビジネスシーンにおいては「必ず保証します」「私を信用してください」のような少し重い意味合いがあります。

使い方をみていきましょう。

A: Are you really going to give us the contract? 本当に我が社と契約してくれるんですか?

B: Yes, you have my word. ええ、お約束いたします。

上記のように「そのことは私が保証しますよ」のようなニュアンスで使います。また、wordには「請け負う」という意味もありますので、仕事などを頼まれたときに、「私がお引き受けします」のような意味で使うこともできます。また、相手からの問いかけに対して「男に二言はない」のようなニュアンスでも使われます。

A: Are we going to go for a drive tomorrow? 明日ドライブに連れてってくれるの?

B: Sure! You have my word! もちろんだよ! 男に二言はない!

のように、約束を守ることへの誠意を表したいときに使えます。また具体的に「~は保証するよ」と言いたいときは、wordの後にonを続けて、You have my word on his experience.(彼の経験は私が保証します)のような言い方もできます。反対に、「約束してくれますか?」と自分から尋ねるときには、Can I have your word?と聞くこともできます。

A: Are you going to give me a discount? Can I have your word? 本当に割引してくれるんですか? 約束できますか?

B: Yes. Leave it to me. ええ、私に任せてください。

上記のように「任せていいんですよね?」を念を押すような場合にも使います。他にもwordを「約束する」という意味で使う表現は、Take my word for it./I give you my word.などパターンがありますので、一緒に覚えておきましょう。また、似ている表現でhave a word with...というフレーズがあり、基本的にいいことにも悪いことにも使えるのですが、大抵「言っておきたいことがある」と、お小言やクレームなど、あまりいい話ではないことを伝えるときの表現として使われます。

Mike, can I have a word with you? マイク、ちょっと話したいことがあるんだ。

George is late again?! I'm going to have a word with him. ジョージはまた遅刻か?ちょっと言わないとダメだな。

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