プロセス見えない在宅勤務 納得できる人事評価とは20代から考える出世戦略(83)

写真はイメージ =PIXTA
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リモートワークで働き方が大きく変わる中、戸惑っている人も多いことでしょう。会議はWEBを活用することになり、稟議や契約行為の電子化も進みそうです。そんな中、やがてくる「人事評価」にどんな影響が起きるのか、あらかじめ考えてみてもよいかもしれません。

人事評価には典型的な不満がある

多くのアンケートで、人事評価に対する従業員側の不満がクローズアップされています。その中でも代表的な不満が以下の3つです。

「何を評価されているのかがはっきりしていない」
「上司からの好き嫌いで評価されている」
「上司が私の仕事ぶりをよくわかっていない」

人事評価を受けたことがある方なら、いずれかは思いあたることでしょう。

これらの不満の背景にある原因はシンプルです。上司と部下との間の信頼関係が十分ではない、ということが原因です。

近年導入が進んでいる、1on1のようなフィードバックミーティングはそもそも上司と部下との間の信頼関係を高める目的もあるのです。しかしこの上司と部下との信頼関係が、強制的なリモートワークによって棄損されてしまう場合があります。

本当に仕事をしているか疑わしい

「リモートワークになった不満のひとつは部下が仕事をしているかがわからないことです」

そんな不満を抱える管理職は決して少なくありません。

これまでは机を並べていたので、少なくともなにかをしている、ということはわかっていました。けれどもリモートワークになるとそれがほとんどわからなくなります。

チャットツールやプレゼンス(在席状況)管理ツールなど、ITシステムを導入していれば多少はましなのですが、それらのツールを導入している会社割合は決して多くありません。

総務省「ICTによるインクルージョンの実現に関する調査研究」(2018)によると、チャットツールを積極的に使っている企業の割合は6.9%。プレゼンス管理ツールは7.0%にすぎないのです。コロナショックにより各種ツールの導入率、利用率は急増していることが予想されます。しかしツールの活用に慣れるにはもう少し時間がかかりそうです。

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