子どもとつながる コロナ休校乗り切る英国家庭の知恵

日経DUAL

天気が良くないときは

●雨が多い国での運動プランB

奇跡的な晴天が続いていますが、とはいえここは英国。天気が良くないときは、ずっと子どもとしたかった「マインドフルネス&ヨガ」をしようと決めました。YouTubeチャンネル「Cosmic Kids Yoga」を利用して体をぐーっと伸ばしています。天候に関わらず、昼すぎから夕方といった「だれる」時間にすることもありますが、なかなか効果的です。

●曜日感覚を維持するためにおうちシアター

学校が閉鎖されて以来、英国でもいろいろな教育機関や文化施設などが教材や娯楽といったサービスをオンラインで無料提供しています。美術館や動物園もオンライン・ビジットができますし、バレエやオペラなどもオンラインで中継されていてありがたいです。

すべてを活用したい気持ちになりますが、あまりにも選択肢が多いと選ぶだけで疲れてしまうので、私は週1回だけコレ、と見る物を決めています。今のところ、金曜日の19時からのロイヤルオペラハウスのプレミアム公演を家族で楽しんでいます。曜日感覚を維持するのにも一役買ってくれています。

●疲れない程度に交流

今まで経験したことがない長い期間、家に閉じこもっているので、友達とのコミュニケーションを維持するのも大切です。しばらくは毎日誰かに電話をしたり、さみしくならないようにと2日に1回くらいはアプリを使って子どもとお友達とをつなげてあげたりしていたのですが、スクリーン漬けになり疲れました。今は親子ともに数日に一度くらいにしています。期間が長引くにつれ、「つながりたい」「つながりたくない」という気持ちにも波が出てきたので、適度なおつきあいのペースを模索中です。

●学校の取り組み

英国では学校閉鎖を受けて家庭で勉強するホームスクーリングが始まり、その後イースター休暇(春休み)に突入しました。うちの子の場合、新学期は4月22日からで、リモートワークと子どものホームラーニングの両立が本当の意味で求められるのは、これからだと思います。

「受け身のやり方では学ぶ意欲を失う」オンライン授業の懸念

子どもたちが通う私立の小学校では、前学期の最後7日間はイーラーニングが行われました。

まず小5の息子(10歳)の朝礼はオンラインでした。科目ごとに先生からビデオやボイスメッセージで説明があった後、学校サイトのファイルに入っているワークシートを印刷し、課題をこなしたらそのワークシートをスマートフォンなどで撮影して学校のサーバーにアップロードするというものでした。

倉庫でホコリをかぶっていた古い大型スクリーンとプリンターを出してきて子どもの学校のイーラーニングの環境を整えました

先生方の工夫した授業や毎日届くボイスメッセージには感謝でしたが、一日中パソコンで作業をするので、子どももサポートする私もクタクタになりました。授業中に映像が途切れることも子どもには疲労感を生んでいたようでした。他の保護者からも「子どもがスクリーンの前に座っている時間が長くなる」「受け身のやり方では学ぶ意欲を失う」といった懸念が学校にたくさん寄せられたようで、併せて親の負担が大きいことも指摘されて、新学期からは時間割も変えて違う手法で授業を進めることが発表されました。

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