万一に備えて貯金 会社員の目安は手取り3カ月分

2020/5/12
貯蓄の目的を考えれば、いくらためればよいのかが分かってくる(写真はイメージ=PIXTA)
貯蓄の目的を考えれば、いくらためればよいのかが分かってくる(写真はイメージ=PIXTA)

「毎月積み立てで貯蓄している」という人は立派な「たまる女」です。だからといって、不安や疑問がないとは言えません。そんな方からよく聞かれるのは「いくらためればいいのか分からない」という悩みです。確かにそれがつかめないと毎月の積立額を決められないし、ためようというモチベーションにもつながりませんよね。今回は貯蓄の目標額について考えてみましょう。

貯蓄の目的は大きく2つ

「いくらためればいいのか」。その答えは貯蓄の目的を考えると導くことができます。何のためにお金をためなくてはいけないのでしょうか。これは大きく2つに分けられます。

一つは「万一に備えるため」。長い人生には想定外のことがいろいろと起こります。病気やケガ、事故、自然災害、収入の減少、失業など、不測の事態が起こって急にお金が必要になることもありますよね。そんなときに貯蓄がないと、お金が足りなくて生活が立ち行かなくなることが考えられます。

そうならないよう、万一のときに備えるのです。貯蓄があれば困ったことが起こったとき、少なくとも経済的には支えとなってくれます。金額の目安は「手取り月収の3カ月分」。これだけあれば、3カ月間は収入が途絶えても暮らしていけることになります。会社員の場合、失業したときに雇用保険の基本手当、いわゆる失業保険が受け取れます。自己都合で退職した場合、手当が受け取れるのは手続きしてから約3カ月後。その点でも、手取り月収の最低3カ月は確保しておきましょう。

自営業やフリーランスなどで雇用保険に入っていない人は、手取り月収の6カ月分あるとよいですね。会社員でも6カ月分あれば安心度がアップします。これから積立貯蓄を始める人は、まずは3カ月が目標。それがクリアできたら6カ月を目指しましょう。

手取り月収の3カ月分をゼロから積み立てる場合、月収の2割を毎月積み立てていくと15カ月、3割だと10カ月かかる計算です。ボーナスがある人ならもっと早くためられます。すでに貯蓄のある人は、手取り月収の3カ月分を緊急用のお金として生活費の口座とは別の口座に取り分けておくとよいでしょう。「万一」のことが起こってためておいたお金を使った場合は、できるだけ早く元の金額に戻しておくことも大切です。

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