仕事とオフでモードを切り替えられる
イスザブはその名の通り、椅子用の座布団。面白いのは、仕事用モードとオフ用モードに切り替えられること。腰や背骨への負担を軽くするように作られていて、私は、オフ用モードでだらだらと座り、集中したい時に仕事用モードに切り替える、といった使い方をしている。座ると自然に軽く前傾姿勢になる仕事用モードは、集中姿勢をうまく支えてくれる。
しかも、このクッション、オフィス用の椅子よりも家庭用の椅子との相性が良いと思う。背もたれがフラットな椅子が、楽で仕事ができる椅子に変身するのが面白い。椅子に置いた時の見た目の自然さも、よく考えられている。
座布団と背当てが別で、独特の座り心地
家庭で丸洗いできる、椅子用の座布団と背当て(それぞれ別売り)が、プラッツ「ざぶ座布」と「ざぶざぶ背当て」。好みの姿勢に応じて、背当てと座布団の位置を調整できる。体重が分散されるように作られているので、座り始めは違和感があったが、数日でかなりお尻や背中が楽になった。
座布団の専門メーカーの商品だけあり、布地や座ったときのクッションが硬過ぎず柔らか過ぎない、プロの仕事を感じた。背当てはしっかり体重をかけると背中への当たりが軽くマッサージされているようで心地よい。前の2製品に比べると、仕事より、ややオフ向きの製品だが、座り心地が独特なので、これまでさまざまな商品を使ったが、自分に合うものに当たったことがないという方は、試してみるとよいと思う。
納富廉邦
佐賀県出身、フリーライター。IT、伝統芸能、文房具、筆記具、革小物などの装身具、かばんや家電、飲食など、娯楽とモノを中心に執筆。「大人のカバンの中身講座」「やかんの本」など著書多数。
佐賀県出身、フリーライター。IT、伝統芸能、文房具、筆記具、革小物などの装身具、かばんや家電、飲食など、娯楽とモノを中心に執筆。「大人のカバンの中身講座」「やかんの本」など著書多数。