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画像はイメージ =PIXTA

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今一気に広がっているリモートワークですが、歓迎の声や戸惑いの声がたくさん聞こえてきます。けれどもキャリアの観点から見た場合、私たちはこの変化をどうとらえればよいのでしょう。単に面倒な状態なのか、あるいは大きなチャンスなのか。

リモートワークに対応しきれていない作業環境

在宅によるリモートワークが進む中、生産性の向上が進みつつあります。会議時間が短縮され、意思決定が早まり、コミュニケーションが簡素化されることで、明らかに濃い仕事ができるようになったという人もいるでしょう。

とはいえ、全員が生産性を高めているわけではありません。中には、朝PCを立ち上げてから何もしないまま昼を迎えてしまった、という人の声も多数聞きます。

その第一の理由としては、作業環境が整っていない、ということがあげられます。

たとえば、自宅のネット回線が遅かったり、そもそも自宅にネット回線を引いていないからスマートフォンのテザリング機能で対応せざるを得ない、という人もいます。

また別の人は、会社のセキュリティーのためのVPN(仮想私設網)が重くてデータのやりとりそのものができないと嘆いたりしています。そもそも会社側も従業員分のVPN用のIDを取得していないので、順番に使うよう指示している場合もあるようです。

コミュニケーションスタイルに対応できない

生産性が低くなる理由の二つ目に、うまくコミュニケーションがとれない、ということがあります。

たとえば複数のメンバーで進めなければいけない作業の場合、事前情報共有のためのチャットやWEBミーティングの調整とちょっとしたやり取りだけで、30分以上もすぎてしまっていることもあります。

少しだけ話を聞きたいような場合にも、そばにいれば「ちょっといいかな」と声をかけられれます。けれどもリモートの場合だとチャットツールで確認するか、あるいはメールでのやりとりになります。しかし相手がチャットやメールに気づかなければいつまでも返事がありません。そこでも時間のロスが発生します。

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