ファッション業界では近年、持続可能性(サステナブル)への意識の高まりを受けて、自然に着想した商品の品ぞろえが増えつつある。色ではグリーンが注目カラーだ。ハイテクセラミック素材などで特徴のあるスイスのラドーは2020年、グリーンをまとった多彩な新製品を売り出す。
まずは「キャプテン クック オートマティック」。1962年のオリジナルモデルを、骨太で主張ある現代的なデザインへと再解釈した。ダイヤルとベゼルはつややかなグロッシーグリーン。その名の通り、現代の探検者といった趣きだ。
ラドーが編み出した「イージークリップシステム」によって、工具を使用せずにブレスレットを簡単に着脱、異なるストラップに交換できるのも売り物という。
ラドーいうところの「完璧な体格とルックスの美少年」が「キャプテン クック オートマティック ブロンズ」だ。ブロンズとハイテクセラミックスを使用した力強さあふれるモデルで、深いグリーンを組み合わせたことで、ブロンズの魅力が一段と際立つようだ。ダークグリーンのレザーストラップが一段とおしゃれ感を増している。
「トゥルー シークレット オートマティック」は12時位置のカットアウトしたダイアル部分から、内部をのぞき見ることができ、時を刻む様子を確認できる独特のデザイン。美しいダイアルのジュエルトーンが、先端素材であるプラズマセラミックスの輝きと組み合わせられている。ライトグリーンからダークグリーンへと移る優美なグラデーションがダイヤルを彩る。
1957年のオリジナルモデルを忠実に再現した「ゴールデン ホース 1957 リミテッド エディション」は独自の動く錨(アンカー)が特徴の時計。2020年モデルにはオリーブグリーンのダイアルが登場する。