在宅勤務で伸びるモバイルPC TV会議が快適になる大河原克行のデータで見るファクト

在宅勤務の増加がパソコン(PC)の売れ筋に変化をもたらしている(写真はイメージ=PIXTA)
在宅勤務の増加がパソコン(PC)の売れ筋に変化をもたらしている(写真はイメージ=PIXTA)

新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、国内のパソコン(PC)市場にも変化が起こっている。市場が大きく落ち込んでいるのだ。

全国の家電量販店や電子商取引(EC)サイトのPOS(販売時点情報管理)データを集計しているBCN(東京・千代田)の調べでは、2020年1月を「100」としたPCの販売台数指数は、2月が「52.2」、3月は「63.0」と大幅な落ち込みをみせている。形態別にみても、ノートPCは2月が「53.0」、3月が「65.1」と低迷。デスクトップPCに至っては2月が「46.7」、3月が「47.8」と半減している。

20年1月は、ウィンドウズ7のサポート終了による駆け込み需要があり販売台数がかさ上げされていることを勘案しても、例年は新入学の需要期を迎える3月にここまで落ち込むとは予想できなかった。実際、3月の販売実績は前年同期を下回る結果となった。

唯一好調なモバイルノートPC

そうした中、唯一、好調な売れ行きを見せているのが、軽量化モデルなどがラインアップされ、持ち運びに便利な「モバイルノートPC」だ。

ノートPCに搭載されている液晶ディスプレーのサイズ別に販売動向をみると、自宅内での据え置き利用が中心の15インチ型の販売台数は、2月が「47.6」、3月が「50.8」と半減しているのに対して、多くのモバイルノートPCが採用する13インチ型は、2月は「88.0」と微減だったが、3月は「126.4」と大きく伸びた。また、ディスプレーの狭額縁化によりモバイルPCへの搭載が進んでいる14型も、同じく2月は「72.0」と落ち込んだが、3月は「131.1」と一転して伸びた。

画面サイズ帯別のノートPCの販売台数の推移。20年1月の販売台数を「100」とした値(BCN調べ)
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