耳だけでなく目でも スマートスピーカーで楽しみ無限

カメラを利用すれば同じスマートディスプレー同士やスマホ用アプリとの間でビデオ通話ができる(グーグルのNest Hub Max)
カメラを利用すれば同じスマートディスプレー同士やスマホ用アプリとの間でビデオ通話ができる(グーグルのNest Hub Max)

スマートスピーカーにディスプレーが付いた「スマートディスプレー」をアマゾンやグーグルが発売している。耳だけでなく目でニュースや天気予報を確認でき、動画も楽しめる。カメラ搭載タイプなら、同じシリーズの機器やスマートフォンとの間でビデオ通話も可能だ。離れた場所にいる家族や知人とのコミュニケーションにも活用できそうだ。

グーグルの「グーグルアシスタント」やアマゾンの「アレクサ」といった音声アシスタントを搭載する機器といえば、スマートスピーカーが一般的だ。

グーグルアシスタントなら「OK グーグル」と呼びかけ、例えば「今日の天気は?」と尋ねるとその日の天気予報を教えてくれる。ニュースを聞いたり音楽を流したりするだけではない。予定を読み上げさせたり、目的地までの経路を尋ねたり、タイマーや目覚ましのアラームにしたりと、様々な使い方が可能だ。対応する照明やエアコンなどを、音声で操作することもできる。

こうした音声アシスタントをより便利に利用できるのが、「タッチ操作対応ディスプレーを備えたスマートスピーカー」ともいえるスマートディスプレーだ。グーグルとアマゾンがそれぞれ自社の音声アシスタントの搭載製品を発売している。

ニュースや天気予報を音声で読み上げるだけでなく、ディスプレーにも情報を表示してくれるので、聞き逃しても目で確認できる。動画の視聴も可能で、グーグルの製品ならユーチューブなど、アマゾンの製品ならユーチューブやアマゾン・プライム・ビデオ(プライム会員向け)などを楽しめる。時刻を表示して時計代わりに、写真を表示してフォトフレーム代わりにもできる。

Echo Show 5は横長の5.5型ディスプレーを搭載したコンパクトな製品。置き時計の替りに使える

スマートディスプレーを選ぶときは、カメラを搭載した製品を選ぶのがおすすめだ。同じシリーズの製品や専用のスマホアプリとビデオ通話ができるからだ。

アマゾンもグーグルも、サイズの違う複数の製品をラインアップしている。アマゾンの「Echo Show 5」は、横長の5.5型ディスプレーを搭載した目覚まし時計型の製品。コンパクトなので、寝室のベッドサイドや仕事机の上といった狭いスペースに設置するのに向く。直販価格は9980円。

最も大きい「Echo Show」は10.1型で、居間などに置いて使うのによい。直販価格は2万7980円だ。「Echo Show 8」はその中間の8型で、直販価格は1万4980円。

グーグルの「Nest Hub Max」は低音用ウーファーも搭載し人物を自動で中央に映し出す機能も持つ

グーグルは2種類の製品を発売している。カメラを搭載しているのは10型の「Nest Hub Max」だ。グーグルのフォトサービスに保存した写真を表示してフォトフレームのように使えるほか、低音用のウーファースピーカーを搭載し、より迫力のある音で音楽やユーチューブ動画などを楽しめる。

顔認証機能を搭載し、認識したユーザーに合わせて予定などの情報を表示できる点は、家族での使用に最適だ。ビデオ通話には「グーグル デュオ」アプリを使い、相手が不在ならビデオメッセージを残せる。ビデオ通話中に自分がカメラの正面にいないときは、相手から見て中央に位置するように自動的にズームしてくれる「オートフレーミング」機能も搭載。直販価格は2万8050円だ。

アマゾン製品を使うか、グーグル製品を使うかは、自分がどちらのサービスをよく利用しているかで判断すればよい。アマゾンでよく買い物をしたり、プライム会員になって音楽や動画を視聴しているのならアマゾンのEcho Showシリーズ、ユーチューブなどグーグルのサービスをよく使っているのならNest Hubシリーズが向いている。

(ライター 日経PC21 湯浅 英夫)

[日本経済新聞夕刊2020年4月11日付]

注目記事
今こそ始める学び特集