息抜きにジョークはいかが ちょっと大人向け小話集立川談笑

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またまたジョーク集です。理由は、今こそ笑いが必要だと思うから。

小話は古いものから新しいものまで、しっかりメンテナンスを施してご提供しますよ。ジョークとは、理性ある大人にとっての息抜きです。特に今回は大人向けが多いのでご注意くださいね。では、たっぷりとどうぞ!

■昆虫愛好家
あるマンションの一室。若い男と若い娘が、お互いに貴重なオオクワガタのオスとメスを持ち寄って繁殖のための交尾をさせていた。
昆虫の行為をみつめていた男が、何を思ったのか娘に、
「お、俺だって、こんなふうにできるんだぜ」
「……うっそ。何てこと言うんですか」
「マジで。できるっていうか、やりたいんだ」
「無理だよ。無理、無理」
「俺だってオスなんだ。メスを前にしたら、本能なんだ! やりたい! やらせてくれ!」
「そりゃアタシだって興味あるっていうか……うん。わかった。やさしくしてね」
「うんっ」
男がすっかり準備をする。娘は目を輝かせてメスのクワガタを男の前にそっと置くと
「さあ、いいわよ。やってみて!」
■大嫌いな奴(やつ)と出会ったら
「おーい! 久しぶり!」
「ああ、おまえか。偶然だな、こんなところで」
「何年ぶりだろうな。どうしてる」
「そう! いいジョークがあるんだ。『最低で大嫌いな奴と会ったら』ってやつ。知ってる?」
「知らない」
「じゃあ教えてやるよ。たとえば大嫌いな奴と街で会ったら、おまえどうする?」
「そうだなあ。まずは目も合わせたくないな。口もきかない。まあ、とにかくその場を立ち去るだけだけかな……。おい、ちょっと! おーい!!!」
■丸ノ内線の幽霊
乗客もまばらな地下鉄の車内で、隣に座った男が小声で話しかけてきた。
「ねえ、すいません。ちょっといいですか?」
「……ん? あ、ぼく……ですか?」
「はい。いきなり失礼します。あのぉ、丸ノ内線の幽霊の話って、ご存じですか?」
「……へ?」
「いや、これはさすがにちょっとお話しすべきかと思って。丸ノ内線の幽霊。この車内に、幽霊が出るんですって。時おり現れては乗客のひとりだけに取り付いて……」
「ちょっと! 気持ち悪い話はやめてくださいよ。何なんですか」
「きっとあなたが今、その幽霊に取り付かれようとしてるんですよ」
「よしてくださいよ」
「だって目の前を見てください。さっきからあなただけをジッと見てるんですよ。ほら、向かいにポツンと座ってる小柄なおじいさん。何となく影が薄いでしょ?」

確かに、向かいの席に座ったひとりの老人がじっとこちらをみつめている。

「……た、たまたまこっちを見てるだけでしょ。何かあったのかな? 若いのがふたりで何か話してるな、くらいの、普通の興味ですよ」
「でも、ホラ! あっはっは。あなたしか見てない。こうして話をしてる私の方にはまったく興味がないんですよ。この、気味の悪いおじいさんは!」
「やめなさいよ、大きな声で! 失礼でしょう」
「ほら。目線が動かないもの。あなた、完璧に狙われてます。噂は本当だったんだ。珍しいもの見たなあ。幽霊、ロック・オン!」
「な、な、何言ってんですか。幽霊なんて、いる、いるいるわけないでしょうが」
「だってどう考えたって普通じゃないでしょ、これは。うわ、動いた! 立ち上がった! 来るよ、おじいちゃん! 幽霊、来るよ! うわあ来たあ!」
「うわ、わわあ~!」

「おいおい。どうした、お兄ちゃん? さっきから独り言ばかり言ってるけど、大丈夫かい?」
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