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JO1、視聴者投票で決定 「成長を見守る」楽しみ続く

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NIKKEI STYLE

日経エンタテインメント!

3月4日にデビューを果たした「JO1」は、現在の日本のボーイズグループにおける「台風の目」になるポテンシャルを持った大型新人だ。

まずは、その結成の背景から紹介しよう。11人のメンバーは全員、2019年9月26日に始まったサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』を勝ち抜いた精鋭だ。番組には、事前のオーディションで約6000人の応募者から選ばれた101人の練習生が参加。彼らがデビューできるか否か、その合否を決めるのは、「国民プロデューサー」と呼ばれる視聴者投票のみだ。

そもそもは韓国で、ボーイズグループ「Wanna One」やAKB48グループの宮脇咲良らが所属する日韓合同ガールズグループ「IZ*ONE」を生んだ、超人気番組『PRODUCE 101』シリーズのフォーマットに基づく日本版。番組の運営は、韓国で同シリーズを展開してきたCJ ENMと吉本興業などの合弁会社「LAPONEエンタテインメント」が、日本向けにアレンジを加えながら展開してきた。JO1の所属事務所も同社が担う。

『PRODUCE 101 JAPAN』の国民プロデューサーは、1日1回、自分が推したいメンバーに投票を続けた。その累計投票数は約6500万票。つまり、デビュー前から強固なファン組織を持った11人の集合体──これがJO1の基盤となっている。それだけでもデビュー時点ではかなりの強みだが、これに加えて、彼らが台風の目となりうる大きな注目ポイントが3つある。1つ目は、「日韓ハイブリッドのクリエイティブ」。2つ目が「デビュー前の猛攻スタートダッシュ」、3つ目は「世界にリーチできる現実性の高さ」だ。

1つ目の「日韓ハイブリッドのクリエイティブ」は、前述のように韓国CJ ENMが関わることで可能になった。今回のデビューシングル『PROTOSTAR』には、MV制作、楽曲制作、ダンスの振り付け、レコーディングなどに、韓国トップクラスのクリエイターが集結。LAPONEエンタテインメント社長・崔信化氏は、「今後も制作能力の高いCJ ENM、マネージメントやプロモーションに長けた吉本興業と、両者の強みを生かした形で進めていきます」と話す。

基礎から作った韓国合宿

12月11日にデビューメンバーに決まった11人が、同月20日に向かったのは韓国。基礎トレーニングに加えて、『PROTOSTAR』制作のためのレコーディングとミュージックビデオ(MV)制作、ジャケット写真の撮影、さらにはファンミーティングの準備など……現地でやるべきことは山盛りだったという。さらには、11人の歌やダンスの経験はバラバラで、まったくの未経験者もいる状態。デビューに向けて急ピッチでレベルを上げるという問題もあった。

韓国合宿初日に彼らを待っていたのは、基礎体力作りや筋力トレーニング。運動強度の高い「バーピートレーニング」などを取り入れた内容で、「プロはこのくらいできなくちゃいけないんだと改めて思い知った」(河野純喜)と語るように、初っ端からキツい"洗礼"となった。合宿中の基本スケジュールは、午前中が基礎トレーニング、午後は振り付けの練習とボイストレーニング。毎日早朝から夜までみっちりトレーニングをしながら、合間合間に、レコーディングやMV撮影が組み込まれるハードなものだった。

当初は4日間が必要とされたMV撮影も、実際に確保できたのは3日間。実は韓国合宿の序盤には、ファンミーティングで販売する写真入りグッズのためのメンバー撮影も予定していたが、その時間すら取れなかったという。

厳しい合宿生活は、メンバーの意識と外見も大きく変えた。意識面では「これからはプロとして見られるんだという現実と、それに対しての責任を強く感じた」(川尻蓮)と語り、その内面の変化は外見にも現れた。厳しいトレーニングの中、並行してダイエットに励んだメンバーも少なくない。実際、今回の取材時には、『PRODUCE 101 JAPAN』の頃とは大きく変わったメンバーの雰囲気と、シュッと垢抜けたビジュアルに驚かされた。

デビューまで約1カ月となった1月下旬、韓国合宿から帰国した彼らを待っていたのは、スタートを切るための怒涛の展開だった。デビュー前後に発売する多数の雑誌の取材を受けながら、1月31日から始まるファンミーティングの準備も進めていった。

怒涛のメディア露出で話題化

ファンミーティングは、神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールで3公演、大阪・オリックス劇場で3公演の計6公演を開催。ここで『PROTOSTAR』に収録される、『無限大』『Running』『La Pa Pa Pam』新曲3曲のパフォーマンスなどが初めて披露された。冒頭のあいさつでは、緊張のあまりしどろもどろする初々しさもある一方で、オーディション時と比べて格段にレベルアップした歌とダンスを披露。たった1カ月半での大きな変化は、彼らの努力と今後の伸びしろを大きく感じさせるものだった。

ファンミーティング以降も、ファンに対してデビュー前後の祝祭感を盛り上げる企画が用意された。まず、2月17日に公開されたデビュー曲『無限大』のMVでは、再生回数によってスペシャル映像を公開することを約束。27日からは動画配信サービス「GYAO!」で、JO1として初のレギュラー番組『JO1 HOUSE』の配信も始まった。3月3日からは「hmv museum」で企画展『JO1 museum~『PRODUCE 101 JAPAN』デビューまでの軌跡』も開催した。

一方で、ファン以外へのタッチポイント作りも着々と進んできた。

特にファンにとっても予想外だったのが、1月29日に開催された「ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋」のオープニングイベントへの出席だろう。デビュー前のグループが、ハイブランドのイベントに出演し、ステージでパフォーマンスを披露することは極めて珍しい。これは、吉本興業の本拠地という地縁で実現したものだと聞く。パフォーマンスの様子は招待客によって撮影され、インスタグラムやツイッターで拡散。JO1のファン層とは異なる層にも存在をアピールした。

2月2日からはJO1が出演する「ワイモバイル」の新テレビCM「BIG!Y」篇が放送開始。さらに、3月6日からは『ABCマート・NIKE』のCMも始まり、お茶の間への認知度をますます高めていく。

一般への浸透面で大きな強みを発揮するのが吉本興業の持つネットワークだろう。すでに所属タレントの冠番組とのタイアップで、デビュー曲『無限大』が採用されている。崔氏は、全社宛に、JO1の活動報告メールを送っていると話す。「その中で、各部署や各タレントのマネジャーが、様々な提案をしてくれています。歌番組を含めたメディア露出の話を、現在進めている最中です」

結成間もない、伸びしろが十分ある11人

今後の活動だが、「まずは日本から」がJO1のスタンスだ。とはいえ、そもそも海外でも人気の高い『PRODUCE 101』シリーズの出身グループとあって、番組放映中から海外ファンが多く、YouTubeやSNSのコメントには、英語や韓国語、中国語、タイ語など、各国語が並んでいる。現在、海外イベントへの出演も交渉している段階だという。

「彼らは結成して間もないグループです。11人でこれから頑張っていこうと1つになっていますが、スキル面はこれから。海外でも活躍するアーティストのレベルに達するためには、今後も厳しいトレーニングを積んでいく必要があります。逆に言えば、伸びしろが十分ある11人でしょう。ファンのみなさんには一緒に育てるつもりで見守っていただければと思っています」(崔氏)

(ライター 横田直子)

[日経エンタテインメント! 2020年4月号の記事を再構成]

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