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カップ麺、カレーにサバ缶も 減塩トレンド拡大中

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日経トレンディ

高血圧を改善する最大の策が、減塩だ。日本人の1日の食塩摂取量は、平均で10.1グラム(2018年国民健康・栄養調査から)。20年から、摂取量の目標が引き下げられる予定だ。男性は7.5グラム未満へ、女性は6.5グラム未満へと、いずれも0.5グラム引き下げられる。日本高血圧学会が高血圧や慢性腎臓病の患者向けに定める目標は6グラム。世界保健機関(WHO)は、すべての成人について減塩目標を5グラムとしている。

こうしたニーズを受け、食品メーカー各社が減塩商品の開発を進めている。キッコーマンでは、「家庭用の減塩・低塩しょうゆの売り上げが5年前と比較して約1.5倍に拡大し、家庭用しょうゆの売り上げの2割を占めるようになった」という。

同社は20年2月に、塩分66%減と大幅な減塩に成功した新商品を発売。好調に推移している。日清食品は定番のカップヌードルに、塩分を30%削減した「ソルトオフ」を投入。従来ならば塩分を控えたい人が「食べてはいけない」ものだった商品にも減塩の波が来ている。

減塩食品のオンライン専門店「無塩ドットコム」は、一般のスーパーなどでは買えない様々な減塩食品を200点以上扱い、年々規模を拡大している。さらに、オリジナルブランド「塩ぬき屋」で食塩不使用の調味料やレトルトカレーなどを展開。一番人気は「食塩不使用 ゼロ梅」。紀州南高梅を酢で漬け込む製法で、塩分はほぼ含まれていないのにしっかりと味がある。ご飯のお供の他、肉料理などで調味料代わりに使ってもいい。

菓子・インスタント食品にも波及

麺、スープ共に従来のカップヌードルらしさを維持しつつ、塩分を30%削減。世界170種類の塩を調査した結果、この新製法にたどり着いたという。食べてみると「謎肉」と呼ばれる味付け豚ミンチ、エビなどの具にしっかり味が付いていて、スープの塩辛さが無くても食べ応えを感じられる。実勢価格193円(税別)

食物繊維、ビタミン・ミネラルが豊富な小麦全粒粉を25%配合し、玄米、きび、あわ、キヌアなど8種類の穀物を使用。塩味が無いぶん、穀物の香ばしさが際立ち、美味。チーズと合わせるのはもちろん、割ってサラダに入れるなど使い道は広い。実勢価格230円(税別)

ジャガイモの味を最大限に生かした製法の「プライドポテト」ブランドが、食塩を全く使わない新商品を出した。カリッとした食感と北海道産昆布の濃厚なうまみが印象的。塩味が無いとは思えないほど満足感があり、手が止まらなくなる。実勢価格150円(税別)

「無塩」のお助け食品

通常のサバ水煮缶には塩分がしっかり含まれているが、この商品は国産の良質なサバを使用することで食塩不使用とおいしさを両立させた。高血圧の人は積極的に取りたいオメガ3系脂肪酸を多く含むサバを、塩分過多の心配無く食べられる。サバの生臭さも無く、料理にも使いやすい。実勢価格673円(3缶・税別)

血圧降下作用が期待できるGABAを使用し、「血圧の上昇を抑制する」として機能性表示食品に登録。黒酢やホタテエキス、ごま油の使用でドレッシングの風味がアップし、食塩不使用でも物足りなさを感じない。焼き肉などにも合う。実勢価格1180円(2本セット・税別)

無塩ドットコムのオリジナルブランド「塩ぬき屋」の一番人気商品。梅を醸造酢で漬け込むことで、食塩を使わなくても長持ちする。味付けのため少量のナトリウムを使用。「甘酸っぱい味」はみりん、蜂蜜も使用。梅の風味が豊かで力強い酸味がある。他に「酸っぱい味」もある。実勢価格1340円(200グラム・税別)

数種類のスパイスや鶏肉、トマト、昆布、シイタケなどのうまみを生かしたレトルトカレー。スパイスが本格的でおいしいが、味が薄く感じる場合は通常のレトルトカレーと混ぜても減塩できる。実勢価格1060円(2袋セット・税別)

おなじみ商品を置き換え

食塩分17.5%の通常の濃口しょうゆに比べて、食塩分を66%減らした「超減塩しょうゆ」を20年1月に発売。独自の発酵技術により過去最高の塩分カット率を可能とした。あっさりとしているが風味がある。実勢価格280円(税別)

バーモントカレーブランドが19年に減塩タイプを発売。スパイスと野菜のうまみを生かし、塩分を25%削減。実勢価格243円(税別)

従来のウスターソースから塩分を半減させた。野菜のうまみが生きたソース味が十分感じられる。50%カットシリーズには中濃ソースもある。実勢価格180円(税別)

食パンは殺菌などの理由で食塩が使われており、いつの間にか塩分を取ってしまう。フジパンが20年3月に新発売した「減塩食パン」は、製法の工夫で塩分を8割カット。実勢価格110円(税別)

フルーツ味で減塩の新発想

レモンサワーから波及し、レモン味の料理がブームの兆し。酸味をプラスすることで、減塩につながる。冷凍カットレモンがポッカレモンブランドから20年2月に発売された。洗う、切るといった手間無く、新鮮な状態で使える。実勢価格495円(税別)

レモンの濃縮果汁を使用したレモンペーストが20年2月に発売になった。ありそうで無かったチューブ型で使いやすく、揚げ物などに載せても衣がしんなりしない。肉料理を薄味で作り、仕上げにこのペーストを使うほか、刺し身に付けてもおいしい。実勢価格125円(税別)

肉料理にフルーツソースを使うという新提案。りんご(レーズン入り)とベリーミックスの2種。スパイスを利かせていて、肉料理に合う。ソテーした肉に掛け、一緒に煮込むだけで「脱塩味」の一品が完成。実勢価格368円(税別)

[日経トレンディ2020年5月号の記事を再構成]

日経トレンディ 2020年 5 月号


出版 : 日経BP
価格 : ¥690 (税込み)

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