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雨のパレード、3人になり楽曲に変化 意識的に韻踏む

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日経エンタテインメント!

福永浩平(ボーカル)、山崎康介(ギター&シンセサイザー)、大澤実音穂(ドラム)による3ピースバンド、雨のパレードが4thアルバム『BORDERLESS』をリリースした。2016年にデビューし、ロックバンドながらR&B、エレクトロハウス、アンビエントといった、海外の最新ジャンルを取り入れてきた彼ら。本作では大きく2つの挑戦を行っている。

まず1つ目は、これまでセルフプロデュースを続けてきた彼らが、初めて共同プロデューサーとして、Official髭男dismなどを手掛ける蔦谷好位置を迎えたことだ。全11曲のうち、蔦屋がプロデュースに携わった楽曲を5曲収録する。その狙いについて作詞・作曲を手掛ける福永は、「3枚目のアルバムを出したときにやり尽くした感があって。より大きなフィールドに向かってステップアップしていくには、僕たち自身が変わらなきゃいけないという思いがあった」と明かす。実際、蔦谷との共同作業はセルフプロデュースでは気づけなかった新たな発見にあふれていたようだ。大澤は、「蔦谷さんはこれまでの雨のパレードが取り組んできた洋楽テイストの楽曲に理解を示してくれつつ、それをどうすればより多くの人に聴いてもらえるポップスに昇華できるかを一緒になって考えてくれました」と語る。

コーラスでライブに一体感

それが表れた1曲が、19年7月に配信リリースし、今作にも収録する爽やかな夏を感じさせるポップチューン『Summer Time Magic』。「蔦谷さんの提案でコーラスパートを入れたところ、ライブで披露したときにその部分をファンの方たちが一緒になって合唱してくれ、会場に今までにない一体感が生まれたんです。こういうものも求められていたのかと気づけました。アルバムの表題曲で、冒頭から厚いコーラスパートを取り入れた『BORDERLESS』も、ライブでの高揚感を意識した1曲です」(福永)。

歌詞に関しても蔦谷から学ぶことは多かったそうだ。福永は、アフリカンビートが心地よく響く軽快なナンバー『Ahead Ahead』で、語尾で韻を踏むことの大切さを改めて痛感したという。「最近は、詞の内容を重要視していたんですが、『よりグルーブ感を出すには韻が大切』と蔦谷さんに言われて。『物語があって』『泥だらけになって』など、意識的に歌詞で韻を踏んでいます」。

今作でのもう1つの挑戦は、セッションに頼らない楽曲制作だ。19年1月にベースが脱退。セッションで曲を作り上げていく従来のスタイルが不可能になった。「パソコン上で、まず楽曲の大枠を構築していく形になりました。ただ結果的に、あらかじめいろんなトライ&エラーができるようになったんです。セッションでは例えば2時間など決まった時間の中で仕上げるために、自分たちの鳴らそうと思っている音を100%出しきれないこともあって。今はその分、納得するまで作り込めるようになった」(福永)と言う。

海外の評価も高いヒップホップユニットDos Monosと共作した『惑星STRaNdING』はまさに、今までとは違うスタイルで楽曲制作に臨んだ1曲だ。「僕たちでコード進行と楽器のトラックまでを作り、それを相手にサンプリングしてもらうという手法に挑戦しました。ロックとヒップホップのお互いの良さが融合できた1曲に仕上がりました」(山崎)。

ポップスとしての完成度とサウンドの深化という2つの点で視野が大きく広がった、雨のパレード。「幕張メッセを2万人で埋めたい」という昔から掲げる夢に、また一歩大きく近づいたと言える。

『BOREDERLESS』
 3人体制で初となるアルバムは、セルフプロデュース曲も多数収録する1枚。郷愁を感じさせるナンバー『Walk on』では、「ギターは自分の家で録音したものが良かったのでそのまま使用。セッション時代とは違い、曲の作り方のイメージをいい意味で崩せました」(山崎)。「打ち込み系のドラムを重ねる楽曲が多いなか、この曲はあえて生ドラムのみで構成しています」(大澤)。(ビクター/3000円)

(ライター 中桐基善)

[日経エンタテインメント! 2020年3月号の記事を再構成]

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