人生を潤すために必要なもの

堀田さんが出演した映画「キスカム!~COME ON,KISS ME AGAIN! ~」は、ドラマやMV(ミュージック・ビデオ)で活躍する女子大生監督・松本花奈さんが商業長編映画で初監督に挑んだロマンチックコメディーだ。堀田さんは化粧品会社で働きながら、家具デザイナーになる夢を追うヒロイン・月村サヤを演じている。

「キスカムは、試合会場などでディスプレーに映し出されたカップルがキスをするというゲーム。キスカムを題材にした映画は見たことがなかったので、新しいし、面白そうだなと思いました。しかも撮るのは松本監督。私の好きな崎山蒼志さんの『国』という曲のMVを撮られていて、そのMVがまたすごく好きだったんですよ。松本監督がこの映画を撮ったらどうなるんだろうって、ワクワクしました。

サヤは、やりたいことに一直線で、ほかのすべてを捨ててでも自分の夢をかなえたいという女性。役作りについて監督に相談したら、『堀田さんはそのままでいいと思います』と言っていただいて。私も家具が好きで、サヤのやりたいことやセンスに共感する部分があったので、監督に身を委ねて現場で話し合いながら演じていきました。

難しかったのは、キスシーンです。現場は和やかでしたけど、自分としてはやっぱり緊張感がありましたね。特に冒頭のキスシーンは、どの角度がキレイに映るか、どうフレームに入ったら攻めてる感じに見えるかと、監督も私も力が入っていたシーンです。この映画の見どころの一つなので、ぜひ楽しみに見ていただけたらと思います」

映画「キスカム!~COME ON,KISS ME AGAIN! ~」では化粧品会社で働きながら、家具デザイナーになる夢を追うヒロインを演じる。「すべてを捨ててでも夢をかなえたいっていう気持ちを持っている子って、今どき珍しいですよね。刺激になることも多いので、若い世代の子たちにも見てほしいです」 (C)2019吉本興業

劇中には「人生はどれだけ生きているかじゃなく、どれだけ潤うか。だからあなたも見つけて、心が潤うこと」というセリフがあり、「人生の選択」について考えさせる作品でもある。堀田さんはどのように現在の道を選んできたのか。

「もともと芸能に興味はあったんですけど、自分がどこまでやれるかわからない。大学生のときにとりあえず事務所に行って、うまくいったら芸能界、うまくいかなかったら就活すればいいっていう、ブレブレな状態でこの世界に(笑)。そこから仕事をしていくなかで、これがやりたい、これはやりたくない、これはやるべきだし、これはやるべきではないってことがわかってきて。だから時間をかけて、ちょっとずつアイデンティティーが確立されていった感じです。

自分は何をしたいのか。学生の時に見つけられる人って、意外と少ないんじゃないかと思うんです。そういう人は、いろんなところに顔を出して、たくさんの人に会ってみるとか、フットワーク軽く動いてみるといいんじゃないかなと。何に触れ、どんな経験をしたかでいろいろ変わってくるはずなので、スポーツをするとか音楽を聴くとか遊んでみるとか……、何でもいいので、動いてみるといいんじゃないかと思います」

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