片手サイズで100インチ 音も大迫力のプロジェクター注目の製品使ってみました!

日経PC21

「Nebula Capsule II」(アンカー・ジャパン)
「Nebula Capsule II」(アンカー・ジャパン)
「Nebula Capsule II(ネビュラ カプセル)」(アンカー・ジャパン)
●OS:アンドロイドTV 9.0●投映方式:DLP●解像度:1280×720画素●アスペクト比:16:9●投映距離:0.58~3.08メートル●無線通信:Wi-F(i 11a/b/g/n)、ブルートゥース4.0●インタフェース:HDMI、USBタイプC、USBタイプA、AUX●動画再生時間:約3時間( Wi-Fi 利用時は約2.5時間)●サイズ:高さ150×直径80ミリ●重さ:740グラム●実売価格:6万円前後

円筒形がユニークなモバイルプロジェクター「ネビュラ カプセルII」。手のひらサイズながら、Wi-Fi機能に加え、スピーカーやバッテリーまで搭載する。これ1台で映像・写真を壁や天井に投映して楽しめるのが魅力だ。インタフェースも充実。HDMIやUSB端子に接続した機器からの再生も可能だ。

手のひらに載るコンパクトなボディー。サイズとしては、500ミリリットル缶に近いイメージだ。740グラムあるので、それなりに重量感はある
背面下部には、映像入力用のHDMI、充電用とストレージ接続用のUSB、音声出力用のAUX 端子が並ぶ(左)。上面にタッチ式のボタンが設けられており、メニュー操作や音量調節などが可能(中)。底面には三脚用のねじ穴がある(右)

OSには「アンドロイドTV」を採用。ユーチューブやネットフリックスなど、さまざまな対応アプリが利用できる。明るさは200ANSIルーメンと据え置きモデルには負けるが、部屋の照明を落とせば輝度不足はそれほど感じない。投映サイズは最大100インチ。投写距離が1メートル少々でも40インチになるので、狭い部屋でも十分に実用的だ。

アンドロイドTVでは、ユーチューブなどのグーグルのサービスをはじめ、主要な動画配信サービス、ゲームといった対応アプリを利用可能[注]。検索にはリモコンの音声入力が使えるので楽だ。なお、クロームキャスト対応アプリから映像や写真の転送もできる
投写距離は0.58~3.08メートルで、投映サイズは20~100インチ。オートフォーカス機能でピント合わせは不要だ。上下方向の傾きの補正機能を搭載。効きはほどほどなので、できる限り真正面から投写するのがベストだ

本体サイズを考えると音質は大健闘。特筆すべきは人物の声の抜けの良さ。本体の間近で聴くと、その生々しさに驚く。低音の量感は、視聴する映像のジャンルによっては少し物足りないこともあった。操作は、本体のボタンや付属するリモコンのほか、スマホアプリでも可能だ。

スマホ用のアプリ「Nebula Connect」は、簡単にプロジェクターとペアリングが可能(画面はアンドロイド版)。アプリ上でスライドしてメニューを操作したり、音量を調節したりできる

この製品の真価は、やはり「完全ケーブルレス」で、壁があればどこででも映せる手軽さに尽きる。あえて注文を付けるなら、Wi-Fi接続時で約2.5時間というバッテリーの持ちだろう。長編映画を考えるとやや心もとないので、今後の改良に期待したい。

[注]「ネットフリックス」や「アマゾンプライムビデオ」を利用するには、本体のプレイストアから「Nebula Manager」アプリを導入して、ここからダウンロードする必要がある。

(ライター 五十嵐俊輔)

[日経PC21 2020年5月号掲載記事を再構成]

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