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クリームチーズは最強のおつまみ 漬物も合わせるだけ

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NIKKEI STYLE

クリームチーズが日本で発売されてから今年でちょうど50年。チーズケーキの材料としておなじみだったが、次第に加熱せずに食べてもウマいことに世の中が気づき出した。最近では簡単アレンジレシピがSNS(交流サイト)でたびたび話題となる「バズ食材」「最強のおつまみ」として人気だ。ネット民からは「クリチー」「クリチ」と呼ばれ、親しまれている。今回はおいしい食材の組み合わせや、包丁につかずにきれいにカットする方法などをご紹介しよう。

クリームチーズは牛の生乳を原料とした、やわらかくなめらかな食感が特徴の、熟成させていない「フレッシュチーズ」である。ワインなど洋酒のおつまみとしてはもちろん、和の食材と合わせれば日本酒や焼酎のつまみにもなる。食材にまったりとしたコクを加え、なんでもおいしくなるのだ。「最強」たる最大のゆえんは、そのやわらかさと非熟成にあるのではないか。この2つの特質から、さまざまなアレンジが生まれやすいのだ。

まず軟らかいので、パンやクラッカーに塗ってよし、まぜて「ディップ」にしてよし、あえてよし。もちろん、そのまま食べたり、スライスした上に何かを載せたりしてもいい。口当たりもなめらかで、大人も子どもも好きな食感だ。

熟成させていないし、カビ発酵もさせていないので、クセがない。だから、どんな食材にも合う。中には意外性のある組み合わせもあり、その発見も楽しいものだ。たとえば、以下のようなものとクリームチーズはよく合う。

(1)漬物などの発酵食品

たくあんを薫製にした「いぶりがっこ」、白ウリなどを酒かすにつけた「奈良づけ」など。クリームチーズをスライスした上に漬物をのせてもいいし、漬物を刻んでまぜてディップにしてクラッカーなどにつけて食べてもうまい。ハクサイキムチとあえてもよい。

味噌やしょうゆなどの発酵調味料にも合う。ダイス状にカット、あるいはスライスしてしょうゆをかけてカツオ節を散らす、つまりは冷ややっこの豆腐のかわりにクリームチーズを使うのもお薦め。

(2)和の食材や珍味

ノリや塩コンブ、ワサビと合わせてもおいしい。また、パンだけでなく、ご飯とも合うので、クリームチーズとサーモンの巻きずしは「フィラデルフィアロール」として海外でも人気だ。

イカの塩辛や酒盗、へしこなどの、いわゆる「珍味」との相性もバツグンだ。クリームチーズという洋の素材も日本酒や焼酎のおつまみに大変身するのである。

(3)ドライフルーツ

生のフルーツはもちろん、ドライフルーツとも好相性。ドライイチジクと合わせればワインのお供に、干し柿に合わせると日本酒のお供になる。

以上のように、火を使わずに「合わせる」だけでおつまみがササッと作れるので、便利なのだ。ワインのつまみにも日本酒・焼酎のアテにもなるところもありがたい。クセがなく、「苦手だ」という人も少ないので、ホームパーティーにもピッタリだ(今はさすがにパーティーもできないけれど)。まさに「最強」!

ところで、チーズとは牛や羊、ヤギなどの生乳を原料とし、乳酸発酵やかんきつ果汁、酵素の添加によって固形化、水分を分離した食品だ。その種類は大きく分けて2つあり、1つは「ナチュラルチーズ」、もう1つは「プロセスチーズ」である。

前者は、乳酸菌や酵素が生きていてチーズの味わいが変化するもの。後者は1種類または複数のナチュラルチーズを加熱して溶かし、再度固めたもの。菌や酵素の働きを止めることによって、保存性が高まり、味が一定になるのが特徴だ。

ナチュラルチーズはさらに「軟質チーズ」や「セミハードチーズ」「ハードチーズ」「エキストラハードチーズ」の4つに分けられる。そして、軟質チーズの中にも熟成させない「フレッシュチーズ」、表面の白いカビを繁殖させた「白カビチーズ」などいくつか種類がある。

クリームチーズはナチュラルチーズの中の軟質チーズ、その中でもモッツァレラ、マスカルポーネなどと同じ「フレッシュチーズ」に当たる。

日本にクリームチーズが登場したのは1970年。「当時の『チーズケーキ』ブームに乗り、一気に日本中へ広まりました」と日本で初めてクリームチーズを発売し、世界ナンバー1ブランド「フィラデルフィアクリームチーズ」の日本国内での製造・販売を手がける森永乳業・広報グループの伊藤雄飛さん。

私もよくホームパーティーでクリームチーズの料理を出している。が、一つ困ったことがある。クリームチーズを切るときに包丁にチーズがくっついてしまい、きれいに切れないことだ。

これに関しては前出の伊藤さんより以下のアドバイスをいただいた。

「包丁にチーズがつかない工夫をするときれいに切れると思います。チーズは軟らかくなると包丁に付着しやすいので、冷蔵庫から出してすぐに使う、包丁を少し温める、包丁をぬらす、包丁をこまめに拭くなど、また、チーズが付着しにくいチーズ用のナイフも存在します」

また、開封して使った後に冷蔵庫に入れておくと、気がついたらカビが生えていることも。良い保存法はないのか。冷凍はできるのだろうか。

「開封後はなるべく空気にふれないよう密閉して保存してください。ただし、保存料が入っていないので、開封後は早めにお召し上がりいただくのが一番です。冷凍保存につきましては、パッケージにも『冷凍不可』とありますように推奨できません」(前出・伊藤さん)。

同社のフィラデルフィアのブランドサイトのレシピページにもいろいろなアレンジ料理がのっており、中には「味噌漬け」や「塩こうじ漬け」などの「漬け置き」レシピもある。これなら日持ちもしそうだし、おいしそうなので、次にクリームチーズが余ったときには味噌床や塩こうじに漬けておくとしよう。ちなみに味噌漬けは同社でも簡単手軽かつおいしいと人気のメニューだそうだ。

さて、最後にホームパーティーで盛り上がりそうなトリビアをひとつ。クリームチーズの発祥の地はどこかご存じだろうか。諸説あるが、1872年にニューヨークの小さなチーズメーカーが作ったという説が有力だ。

「え、フィラデルフィアじゃないの?」と思った人も多いはず。フィラデルフィアは米国東海岸ペンシルベニア州南東部にある都市の名前。では、なぜ「フィラデルフィア」なのか? では、フィラデルフィアで作っているから? 答えはNO。フィラデルフィアは良質な乳製品の産地で、そのイメージにあやかるためにつけたのだとか。

意外な組み合わせのおつまみと意外なトリビア、大勢で集まれるような日が来た暁にはホームパーティーでぜひ役立てていただきたい。

(ライター 柏木珠希)

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