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加速する「何でも大豆化」 ついにヨーグルトも登場

20年上半期食品ブレイク予測

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NIKKEI STYLE

植物肉による脱・動物性たんぱく質の流れが加速している。家庭用・業務用のハンバーグや肉団子風などの植物肉加工食品が20年は本格的にスーパーなどの店頭へ。加えて、動物性乳を大豆に置き換えて開発した飲料などにも注目が集まりそうだ。日本アクセス春季フードコンベンション2020「バイヤーズグランプリ」(記事末参照)で上位にランキングされた、チルド食品を中心に日経トレンディ編集部の注目商品を紹介する。

たんぱく質は動物から植物へ

2020年、国内ではマルコメの「大豆のお肉」や大塚食品の「ゼロミート」がけん引してきた、植物肉による「脱動物性たんぱく質」の流れが、健康や美容、ダイエットを背景に加速する。要因の一つは、動物性たんぱく質から大豆を使った植物性たんぱく質への置き換えが他の食品にも一気に広がる、「何でも大豆化」が起こるためだ。

その象徴的な商品が「大豆で作ったヨーグルト」。バイヤーズグランプリのチルド食品部門ランキングで1位となった。カスピ海ヨーグルトで有名なフジッコが6年かけて開発した、大豆が原料の「植物性」ヨーグルトだ。粉末化した大豆を滑らかな液状にして、乳酸菌で発酵させた。

従来、豆乳を使ったヨーグルト商品はあったが、大豆を丸ごと原料にしたヨーグルトは大手メーカーでは初の試みだ。そのため、豆乳では除去されるおからも入っている。朝食以外に、夕食の和の副菜にも使えるという。近年、おからパウダーブームが起こるなどおからの栄養成分が注目されており、大豆の栄養を丸ごと取れることは健康軸での訴求ポイントとなりそうだ。

19年に、ふりかけの「混ぜ込み 悪魔めし」を発売し、大ヒットの勢いに乗る浜乙女は、大豆で作った植物肉を使ったふりかけ「大豆のそぼろふりかけ」を新たに投入。ご飯などにかけるだけで手軽に植物肉を味わえ、「植物肉とはどんなものか試してみたいエントリー層を狙う」(浜乙女)。

その他、バイヤーズグランプリのチルド食品部門ランキング2位となったのは野菜と果実に大豆を加えた「野菜生活 Soy+(ソイプラス)」。カゴメの新シリーズ飲料だ。また、植物性たんぱく質を配合した「VEGAN PROTEIN MATCHA SOY LATTE」(マルサンアイ)もあり、野菜ジュースやプロテイン飲料も「大豆化」に拍車がかかる。

訪日外国人需要から家庭に浸透

もう一つの追い風が、訪日する外国人旅行者だ。欧米では、日本より一足早く植物性たんぱく質へのシフトが進む。植物由来のバーガーパテなどを製造する米ビヨンド・ミートや米インポッシブル・フーズが、業務用や家庭向けに商品を展開。米国のマクドナルドなど多くの外食チェーンが植物肉商品の販売を開始するなど、植物肉市場は急速に広がっている。

植物肉に慣れ、もともとベジタリアンやビーガンも多い外国人旅行者に対し、国内の外食チェーンが植物肉メニューを増やすことは想像に難くない。実際、外食需要を見越し、大塚食品はスターゼンと組み、3月から業務用の「ゼロミート」の販売に乗り出し、伊藤ハムも業務用植物肉の発売を予定。「ナチュミート」ブランドで3月に植物肉市場に本格参入する日本ハムも、家庭用と業務用の両軸で商品を展開する。外食の店舗で出現頻度が高まれば、外国人旅行者のみならず日本人の目にも留まりやすくなり、植物由来の代替フードを意識する機会が増える。

スーパーマーケットなどでも関連する商品の品ぞろえが増えることから、流れは外食から家庭(内食)にも波及する可能性は十分にある。大豆系代替フードの食卓への出現率も高まりそうだ。

日本アクセス 春季フードコンベンション2020
「バイヤーズグランプリ」
 大手食品卸の日本アクセスが20年1月に開催した、東西会場で延べ1126社が出展する大型展示商談会「フードコンベンション」の特別企画。Mart読者会員が選ぶ「Mart新商品グランプリ」のプロ版で、エントリーした75の新商品に、スーパーやコンビニなど流通各社の食品バイヤーが投票。加工食品、チルド食品、冷凍食品、アイスの4部門で得票数が多い。

(ライター 高橋学)

[日経トレンディ2020年4月号の記事を再構成]

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