仕事から休日まで、幅広いシーンとスタイルに使えるのがジャケットの魅力。ただスーツよりも軽快でカジュアルなニュアンスがあるためか、いざきちんとタイドアッブするとなると悩んでしまう人は多いようだ。そこでここではジャケットの代表格であるネイビーブレザー、そして最近の店頭でよく見かけるトラッド柄を配した茶ベースのジャケットを例に、絶対に失敗がなく、そして今らしさも醸し出せるタイドアップのコツをご紹介したい。
〈 JKの定番 トラッドな“紺ブレ” 〉
「2/3アメリカン」を心得る
元が制服出自の紺ブレは、米国でファッションとして進化・普及した。だからレジメンタイやBDシャツといった米国アイテムと相性がいいが、すべてがアメトラなコーデは若干古臭いし、コスプレチックに映ることも。かといってまったくテイストの異なるシャツタイもチグハグだ。そこでこの「2/3アメリカン」な合わせだ。上では紺ブレとシャンブレーシャツでアメトラ風味を高めつつ、タイはあえて白黒チェック柄に。このように1点だけ外すとトラッド感は薄れ、新鮮かつモダンな印象に。伊アイテムを使い、洒脱さを注入するのも一興だ。