自分らしい働き方や生き方にシフトするための7つの問い

Q 今後の目標は?

A 業態の幅を広げ、社員が安心して働けるように

「『世界の山ちゃん』のブランドを守りつつ、仮に鳥インフルエンザなどの事態に陥ったときに会社が傾かないよう、他業態や海外での出店も進めています」

Q 結果が出せるチームとは?

A 部下を敬う気持ちを持つ上司がいるチーム 

「教員時代、『レギュラーが活躍できるのは支える仲間がいるから』と生徒に教えました。部下を尊重しない上司は叱ります。支えられて仕事ができると知ってほしい」

Q 社長に就任して最初にやったことは?

A 掃除や会議などにできるだけ参加

掃除や会議、打ち合わせに参加し、業務進行や社員の個性などを観察。「社員の気持ちがバラバラにならないように気を付け、明るい雰囲気になるよう心がけました」。

Q 働き方&生き方をシフトできた秘訣は?

A 理念を全員で明文化。チームの結束を固めた

「夫の頭の中にあった理念を明文化し、社訓などは社員や店舗アルバイトから募集。進む方向性を全員で共有したことで一致団結でき、危機を乗り越えられました」

Q 子供との時間を取る工夫は?

A 毎朝6時半に家族で朝食を取る

「子供が帰宅する時間帯に家にいられなかったり、夜も仕事をしたりして話せない日もあるので、寝るのが遅くなっても朝食は必ず皆で取るようにしています」

Q 社長就任後の会社の売り上げは?

A 多角化経営で売り上げアップ

既存店の一部でランチ営業を始め、メニューにラーメンを加えた新型店の開設、飲茶店の新業態進出などの多角化経営で、売り上げは前年比104.7%増に。

Q 落ち込んだときは?

A 「悔しい」という気持ちをバネにした

「他業態の方から、このままでは会社は潰れると言われたときは落ち込みました。悔しい気持ちを隠さず、このチームで乗り越えたいと社員に伝えました」

ライフシフト後の満足度 ★★★☆☆
仕事が好きなことに気づいて楽しい でも子供には申し訳ない気持ち……

働いてみて新しい経験がたくさんあり、自分は仕事が好きだと認識。でも、母親らしいことができず、仕事の疲れでイライラしてしまうことも……。「数字面による戦略を任せられる人が現れれば、そのときは働き方を変えて、家族にもっと力を注げる方法を考えたいです」。

(構成・文 高島三幸、写真 岩瀬有奈)

[日経ウーマン 2019年12月号の記事を再構成]