チームワークで「世界の山ちゃん」を再生

職場の掃除やあらゆる会議に参加し、仕事の流れや人間関係も観察。その上で着手したのが組織の見直しだ。

「以前は、夫の指示の下、全員で営業する体制。それではマズいと、営業、企画、管理、総務などのチームをつくって適材適所に配置し、各自が責任を持って仕事に取り組める体制に整えました」

事業面では、女性客が9割を占める飲茶店を出店する多角化で、客層を拡大中。亡き夫が掲げた「変化し続ける」という理念を守る。「会社と家庭の両立の面では、力不足を痛感。そのたびに『大丈夫、大丈夫』という夫の口癖を自分に言い聞かせ、奮闘中です」。

【Before】創業者の夫を支え、3児を育てる専業主婦
結婚後、専業主婦として3人の子供を育てながら夫を支えてきた。「仕事に関する内容で、夫に意見することはほとんどありませんでした」。

<49歳で夫が急逝。代表取締役に就任>

【After】社長として「世界の山ちゃん」を率いる
会社勤めは未経験で代表に。家事時間をぐっと減らし、部下や両親の協力、子供の塾の送迎サービスなどを活用しながら、仕事と家事とを両立している。
家事や家庭菜園、塾の送迎のほか韓国ドラマを見たり、編み物をしたり、“ママ友交流”といった自由時間は激減。「ルンバを活用して家事の労力を削減。食事の準備だけは自分でやります」
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自分らしい働き方や生き方にシフトするための7つの問い