今は増やしたいなんて…氷河期世代「社内で不足」3割

一方、年齢にこだわらない実力主義の採用方針を掲げる企業が増えているほか、教育にかける費用や給与水準などを勘案し「より若手を採用したい」と考える企業も少なくない。人手不足がそのまま氷河期世代の採用拡大につながるかは不透明だ。

【回答企業の声】
・求める人材であれば世代は問わない
(大いに増やしたい)
・40歳代前半の即戦力であれば、積極的に採用したい(大いに増やしたい)
・20歳代から30歳代前半を希望している(どちらとも言えない)
・マッチングが難しい。専門性のあるミドルは増やしたい(どちらとも言えない)
・35歳以下を採用希望(あまり増やしたくない)

既に社内で働く氷河期世代についての評価が高いか低いかを聞いたところ、「どちらとも言えない」が47%と約半数を占めたものの、「非常に高い」が13%、「少し高い」が36%と総じて評価は高い傾向にあった。

【回答企業の声】
・バブル、ゆとり世代と比較して自立心や意欲に富んでいる
(非常に高い)
・ちょっとしたことで折れない心を持っている(少し高い)
・今の会社でパフォーマンスを出そうと意欲的な人が多い(少し高い)
・個人差はあるが、総じて管理職になるには物足りない(どちらとも言えない)
・従順ではあるが、自発性、主体性が低い(少し低い)
・仕事の経験値は高いが、ピークを過ぎている人が多い(少し低い)

氷河期世代に絞った採用の予定について聞いたところ、「予定あり」は10%にとどまり、「ない」(55%)、「未定」(35%)といった消極的な企業が目立った。政府は3年間で氷河期世代の正規雇用者を30万人増やす目標を掲げているが、実現までには曲折も予想される。

「氷河期世代が転職/就職活動をする際、どのような点に気を付けたらよいか」についても聞いた。「年収や雇用形態よりもキャリア形成を意識するべき」「就業経験が少ない人は、採用面談で『なぜその会社なのか』をしっかりアピールすることが大事」「前向き思考でネガティブにならない」「やる気を前面に出して面接に臨んでほしい」などの声が聞かれた。

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